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記事全文を読む→DeNA桑原将志の「FA移籍先・西武」は人的補償を選択するのか…甦る「大ベテランの悲劇」
西武が外野手補強の大きな一手を打った。広池浩司球団本部長は、DeNAから海外FA権を行使していた桑原将志と契約合意したと11月25日に明かし、「力が必要だと訴えてきた。その熱意が伝わった」と説明した。
桑原は福知山成美高校から、2011年のドラフト4位でDeNA入り。俊足と堅守でゴールデングラブ賞を2度獲得し、昨季の日本シリーズではMVPに輝いた。主力として長く走り続けてきた29歳が、4年契約の満了を機に新天地を選んだ背景には、「もっと野球がしたい」という明確な意思がある。西武にとってそのタイミングは、薄かった外野陣の底上げと見事に一致した。
現状のレギュラー候補はネビン、西川愛也、長谷川信哉の3人。そこに渡部聖弥、新加入の林安可が割って入ろうとする構図だ。さらに桑原が加わることで、守備力と打撃力を含めた選択肢が広がり、試合展開に応じた柔軟な采配が可能になる。守備や走塁で計算が立つ選手が増えたことで、試合運びはぐっと楽になろう。
桑原は今季年俸1億2000万円(推定)で、FAランクはB。移籍にあたり「人的補償+年俸の40%」あるいは「年俸の60%」をDeNAに渡す必要が出てくる。
今井達也、高橋光成のポスティング移籍が奏功し、事前予想通りにメジャーリーグ球団から莫大な移籍金が西武のフトコロに入るとなれば、金銭でカタをつけるのは容易。人的補償のプロテクトリストで悩む必要はなくなる。
仮に「人的補償+金銭」を選択した場合、チラリとよぎるのは「大ベテランの悲劇」だ。かつて丸佳浩の巨人移籍にともなう人的補償でまさかのプロテクト漏れした長野久義は、広島に移った。スキャンダル渦中にあった山川穂高がソフトバンクに移籍した際には、和田毅のプロテクト漏れの可能性が事前に報じられ、大騒動を引き起こしている。今の西武においては、中村剛也や炭谷銀仁朗に「もしも」のことがあれば…。
西武の選択や、いかに。
(ケン高田)
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