スポーツ
Posted on 2026年01月09日 10:45

「FA移籍」桑原将志の人的補償でDeNAに差し出された無名捕手が西武ライオンズに残していた「球団史に刻まれる悪夢」

2026年01月09日 10:45

 横浜DeNAベイスターズが、西武ライオンズにFA移籍した桑原将志の人的補償で選んだのは、育成出身の4年目の捕手、古市尊だった。
「大方の予想では、投手を選ぶのではないかと言われてきました。これまでFA移籍による人的補償が発生する場合、内々に球団同士が連絡を取り合い、発表前に当該選手にだけ伝えてきました。移籍に伴う転居など、選手の家族にも配慮しなければなりません。古市は自主トレを兼ねて帰省中だったので、すぐに連絡がつかなかったそうです。DeNA側がギリギリまで検討したと思われます」(球界関係者)

 桑原を獲得した側の西武も混乱していたようだ。それにしても、DeNAが捕手を獲ったというのは驚きである。
 実は古市は捕手として「汚点」を残している。2024年4月28日のソフトバンク戦でのこと。途中出場した古市は延長12回裏、二死満塁の場面で外角低めの変化球を後逸。サヨナラ負けを喫してしまった。チームは2試合連続で延長戦に敗れ、サヨナラ負けは早くも6度目。2024年といえば、松井稼頭央監督が途中休養したように、敗戦続きでドロ沼状態にあった。
「西鉄ライオンズまで遡っても、捕逸でのサヨナラ負けは球団史上初めてですね」(スポーツ紙記者)

 しかし、在京球団スタッフにイースタン・リーグでの古市について聞いてみると、
「西武2軍のスタメンマスクは古賀悠斗と古市が交互に務めていました。スタメンを譲った方が代打などで途中出場していた」
 若手でも伸びしろがなければ、試合で使ってもらえない。西武首脳陣は、捕手としてのセンスを認めていたのだろう。
「打撃面でも伸びしろを持っています。150キロ代後半のストレートが来ても、しっかりバットのヘッドを返せるんです。速いボールが来ると、大半の2軍選手は振り遅れてしまいますが」(前出・在京球団スタッフ)

 ところでDeNAの捕手事情だが、正捕手の山本祐大はまだ20代である。打撃でも期待できる松尾汐恩もいる。伊藤光は移籍してしまったが、ベテランの戸柱恭孝は健在だ。古市は出場機会を約束されての一本釣りではなかったようだが、「悪夢」をかき消す可能性は高い。
「捕逸サヨナラ負けの前日、古市はスタメン出場して先発投手を7回無失点に、トータルでも2失点に抑えています」(スポーツ紙記者)
 その配球に合格点を付けた者の中に、この日の先発投手がいた。メジャーリーグ、アストロズ入りが決まった今井達也である。

(飯山満/スポーツライター)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/1/6発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク