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記事全文を読む→「FA移籍」桑原将志の人的補償でDeNAに差し出された無名捕手が西武ライオンズに残していた「球団史に刻まれる悪夢」
横浜DeNAベイスターズが、西武ライオンズにFA移籍した桑原将志の人的補償で選んだのは、育成出身の4年目の捕手、古市尊だった。
「大方の予想では、投手を選ぶのではないかと言われてきました。これまでFA移籍による人的補償が発生する場合、内々に球団同士が連絡を取り合い、発表前に当該選手にだけ伝えてきました。移籍に伴う転居など、選手の家族にも配慮しなければなりません。古市は自主トレを兼ねて帰省中だったので、すぐに連絡がつかなかったそうです。DeNA側がギリギリまで検討したと思われます」(球界関係者)
桑原を獲得した側の西武も混乱していたようだ。それにしても、DeNAが捕手を獲ったというのは驚きである。
実は古市は捕手として「汚点」を残している。2024年4月28日のソフトバンク戦でのこと。途中出場した古市は延長12回裏、二死満塁の場面で外角低めの変化球を後逸。サヨナラ負けを喫してしまった。チームは2試合連続で延長戦に敗れ、サヨナラ負けは早くも6度目。2024年といえば、松井稼頭央監督が途中休養したように、敗戦続きでドロ沼状態にあった。
「西鉄ライオンズまで遡っても、捕逸でのサヨナラ負けは球団史上初めてですね」(スポーツ紙記者)
しかし、在京球団スタッフにイースタン・リーグでの古市について聞いてみると、
「西武2軍のスタメンマスクは古賀悠斗と古市が交互に務めていました。スタメンを譲った方が代打などで途中出場していた」
若手でも伸びしろがなければ、試合で使ってもらえない。西武首脳陣は、捕手としてのセンスを認めていたのだろう。
「打撃面でも伸びしろを持っています。150キロ代後半のストレートが来ても、しっかりバットのヘッドを返せるんです。速いボールが来ると、大半の2軍選手は振り遅れてしまいますが」(前出・在京球団スタッフ)
ところでDeNAの捕手事情だが、正捕手の山本祐大はまだ20代である。打撃でも期待できる松尾汐恩もいる。伊藤光は移籍してしまったが、ベテランの戸柱恭孝は健在だ。古市は出場機会を約束されての一本釣りではなかったようだが、「悪夢」をかき消す可能性は高い。
「捕逸サヨナラ負けの前日、古市はスタメン出場して先発投手を7回無失点に、トータルでも2失点に抑えています」(スポーツ紙記者)
その配球に合格点を付けた者の中に、この日の先発投手がいた。メジャーリーグ、アストロズ入りが決まった今井達也である。
(飯山満/スポーツライター)
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