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記事全文を読む→【世界陸上】61万人超が入場でも日本勢「メダル2個」の切なすぎる現実
34年ぶりに東京で開催された世界陸上が9日間の日程を終えて閉幕した。
日本陸連会長に就任して約3か月の有森裕子氏は、「34年前に東京大会に出場した自分と重ね合わせ、毎日が感動の連続だった」と万感の思いを語った。世界陸連のセバスチャン・コー会長も「記憶に残る素晴らしい大会」と絶賛し、大会は一定の成功を収めた。
懸念された観客動員数は、最終的に61万9288人を記録。当初は50万人突破が目標とされ、都内の小学生らの無料招待など工夫を凝らした結果、なんとか面目を保つ形となった。今回の東京開催は、国立競技場の稼働問題とも深く関わっている。五輪後には球技専用スタジアムへの改築案もあったが、物価高で建設費が高騰。「それなら世界陸上を呼んだ方がいい」との判断から、急きょ34年ぶりの東京開催が実現したという。
一方、日本勢の成績は厳しいものとなった。メダル数は過去最多4個には届かず、2個にとどまった。8位以内は過去最多を記録したものの、やり投げの北口榛花や100メートルのサニブラウン・ハキームが予選落ちするなど、地元開催の利を生かすことはできなかった。
注目を集めた男子400メートルリレー決勝では、強豪ジャマイカや英国が予選敗退する波乱があり、日本にもメダルのチャンスが広がった。しかし、3走の桐生祥秀が途中で足をつるアクシデントが発生し、結果は6位に終わった。陸連関係者は「日本はバトンパス技術で世界に食らいついてきたが、今や世界のトップも技術を磨いてきた」と語り、競技力の底上げが急務であることを示唆した。
東京開催は大きな意義を残したが、日本が再びメダル争いに食い込むには、さらなるレベルアップが欠かせない。
(小田龍司)
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