社会
Posted on 2025年10月31日 07:00

また福島原発に巨大津波が!10月に入って活発化した「海側プレートのアウターライズ地震」超ド級被害

2025年10月31日 07:00

 2011年に発生した東日本大震災から14年以上が経過した。この間、東北地方太平洋沖地震の割れ残り地震として懸念されてきた、房総半島沖をはじめとする巨大海溝型地震は目下、幸いにも起こることなく平穏に推移している。

 そんな中、震源が首都圏に近い房総半島沖地震などとは別に今、地震専門家らの間で秘かに懸念されているのが「アウターライズ地震」だ。いったい、どういうことなのか。ほかならぬ東北地方太平洋沖地震を例に、説明していこう。

 多くの犠牲者を出した2011年の巨大海溝型地震は、長年にわたる海側プレートの沈み込みによって、陸側プレートの「ひずみ」が限界点を超えて跳ね上がった結果、東北地方の太平洋沿岸に巨大地震と巨大津波を引き起こしたと考えられている。
 ところが、である。陸側プレートのひずみが一気に解消されたからといって、「ひとまず危機は遠ざかった」ということにはならない。というのも、海側プレート内の海底断層にもひずみは蓄積され続けており、海側プレート内の断層が大きく動く、いわゆるアウターライズ地震が発生した場合、巨大津波が再び沿岸地域を襲うことになるからだ。

 アウターライズ地震は陸地に近い陸側プレートではなく、陸地から遠い海側プレートで発生するため、多くの場合、陸地での揺れは比較的小さいとされている。それだけに不意打ちを食らう形で、津波被害が拡大する危険性があるのだ。

 アウターライズ地震のメカニズムに詳しい、全国紙科学部記者が指摘する。
「とりわけ地震学の専門家が警戒しているのは、福島県沖で発生する巨大アウターライズ地震です。観測データを見ると、今年の10月に入ってから、福島県沖の海側プレート内での地震活動が活発化しています。この地域で想定されるアウターライズ地震の最大規模は、マグニチュード8以上。発生の見通しについては、専門家から『いつ起きても不思議ではない』との切迫した声が上がっています。廃炉作業が進められている福島原発も含めて、巨大津波による被害は計り知れないものになるでしょう」

 あまり揺れを感じなかったとしても、津波警報が出たら急ぎ高台に避難する。これがアウターライズ地震から身を守るための鉄則となる。

(石森巌/ジャーナリスト)

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