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記事全文を読む→トヨタ高級車「センチュリー」にクーペが登場「社用車」から「ジャパンプライド」発信ブランドへ
トヨタ・センチュリーと聞けば、それほど自動車に詳しくない人でも「社長が乗る、黒くてカクカクした車」や「社用車」をイメージする人は多いことだろう。そんな車が大胆に生まれ変わった。トヨタ自動車は「Japan Mobility Show 2025」において、新たな「センチュリー クーペ」を発表した。
これは豊田章男会長が「最高峰にして別格の車。日本を背負って生まれた」と語る最高級の乗用車で、2代目は日本車としては初めてV型12気筒エンジンを搭載。内装を職人が手作業で行うなど、工業製品というより工芸品のような車だ。
1967年に初代が登場。1997年から2017年まで2代目が、2018年からは現行の3代目が販売されている。どれも運転はお抱え運転手に任せ、オーナーは後部座席に座る「ショーファードリブン」な高級車。2023年にSUVタイプが加わったが、こちらも専任の運転手に任せる車である。
そんなセンチュリーに新たに加わったのが、発表された「センチュリー クーペ」だ。ボディは、これまでのセンチュリーを思わせる堂々としたボリュームのあるデザイン。フロントグリルにはセンチュリーの象徴である「鳳凰」のエンブレムが輝く。
しかしボディーカラーは、黒塗りの印象が強いこれまでの車体とは全く違う、鮮やかなオレンジ色(トヨタ自動車は「緋色」と表現)。座席は前2つに後部が1つの変わったレイアウトを採用している。運転席は通常のヒンジドアだが、助手席は観音開きと、従来とは違うセンチュリーに仕上がった。
それと同時に「センチュリー」の意味も変わった。これまでは車名だったが、今後はブランドとして活用していくと、豊田会長は発表会で次のように熱く語っている。
「『Japan as No.1』と言われた時代は過ぎ去り、『失われた30年』という言葉が定着する中で、日本という国が元気や活力を失ってしまっているのではないでしょうか。私は今こそセンチュリーが必要なのではないかと思うのです。センチュリーは次の100年を作る、という意味に受け取っております。ただの車名ではありません。世界の平和を心から願い、日本から『次の100年』を作る挑戦。仲間とともにセンチュリーブランドを作ることを決意しました。日本の心『ジャパンプライド』を世界に発信していくブランドに育てていきたいと思っております」
センチュリーがブランドになれば、クーペの他に様々な展開があるかもしれない。次に登場するものに期待したい。
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