政治

三原じゅん子も「ランドクルーザー」が被害に!年間2500台が盗まれる日本はクルマ泥棒天国だ

 裏金議員の処分をめぐる問題で紛糾しっぱなしの自民党で最近、なにかと「別の話題」で名前が出た三原じゅん子議員が、愛車を盗まれたと明らかにした。

 三原氏は3月末まで放送されたドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)の脚本にたびたび登場。市郎(阿部サダヲ)と娘・純子(河合優実)に、

「三原じゅん子が国会議員になってた」

「うそだね~。なわけないじゃん! ウチらの憧れ、アバズレの祖先・山田麗子だよ。『顔はヤバイよ、ボディやんな』の山田麗子が政治家? ありえない!」

 とイジられたのだった。

 3月30日に都内で開催されたフォーミュラE世界選手権でも、近影をアップ。「3年B組金八先生」の同窓生、近藤真彦とのツーショット写真を披露していた。三原氏自身も1997年からレーシングドライバーとして活躍していただけに、自身のXでは、

〈車の盗難に遭いました。出掛けようと自宅を出たら、そこにあるはずの車が無い!警察に通報し被害届を出しました。まさか自分が、、いいえ誰にでも起こり得る被害。皆様くれぐれもお気をつけください〉

 と愛車を盗まれた無念さを綴っている。

 議員事務所の発表などによると、三原氏の愛車は白色のトヨタ・ランドクルーザー。過去のファッション誌インタビューには、今回盗まれたと思しき白いランクルと一緒にポーズを決める写真も掲載されていた。

「一般社団法人 日本損害保険協会」が発表した「自動車盗難事故実態調査結果」最新版によると、2021年1月1日から2023年12月31日までの自動車盗難被害で、保険会社の届出数だけでも7678件にのぼった。

 被害車両別に見ると、2021年から2023年まで3年連続で盗難ワースト1位なのが、三原氏の愛車と同じランドクルーザーで、全体の14%。被害台数は3年間で1164台にもなる。2位はアルファード、3位はプリウスと、海外でも知名度のある車種が狙われている傾向がある。

 盗難被害時間帯はオーナーが入眠中の深夜が多いが、中にはオーナーが昼間、買い物中などに白昼堂々、持っていかれた事例もある。三原氏の自宅がある神奈川県は都道府県別で、窃盗被害件数のワースト5位に入っている。

 さる損害保険会社の管理職が言うには、

「ランクルは舗装されていない悪路の山道から砂漠まで、走破性に優れる上に、燃費がいい。世界のどんな秘境でも見かける人気車種です。盗難車種の統計を取り始めた2000年の調査開始から、ずっとワースト上位にランクイン。2021年のアフガニスタン紛争ではタリバン幹部がこぞってランクルに乗っていたことから、トヨタ自動車はテロリストに車を販売しているのではないかと、欧米諸国から疑惑の目が向けられました。トヨタはテロリストへの横流し目的で購入した者がいるのではと考え、ちょうど2021年からランクル購入の条件と審査を厳格化しました。その結果、日本国内でのランクル盗難被害が、ケタ違いに増えたのです」

 2021年から2023年といえば、新型コロナの狂乱で外国人旅行者の入国制限が厳しかった時期と重なる。この期間、窃盗団が頻繁に出入国しているとは考えにくく、日本国内に窃盗団が潜んでいることは確実だろう。

 今回、三原氏が工具を持った窃盗団と鉢合わせしなかったことは救いだが、三原氏にはクルマ泥棒摘発と沿道の防犯カメラ増設など、窃盗撲滅に尽力してもらいたい。

(那須優子)

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