スポーツ

巨人・小林誠司「657日ぶりコンビ復活」でも「衰えた菅野を援護する打力ゼロ」解決しない大問題

 打てないことでその名を轟かせている巨人・小林誠司が、開幕6戦目となった4月4日の中日戦で、336日ぶりにスタメンマスクをかぶった。

 この日の先発は同学年の盟友、菅野智之。2022年6月17日の中日戦以来、657日ぶりとなる先発バッテリーに、球場は大いに沸いた。菅野もベテランのリードに心の余裕ができたのか、この日は7回を投げ、打者23人に対して被安打4、自責点0で勝利投手となった。

 意外に思うかもしれないが、小林は巨人の中でもトップクラスの人気選手。ファンとしては、次の出場機会が気になるところだ。近年の菅野は大城卓三と組むイメージが強いが、今後は小林が専属捕手に返り咲く可能性もあろう。

 一方で懸念されるのはやはり、小林の「打撃力」だ。この日は、一邪飛、死球、一犠打、二飛に終わり、案の定、快音を響かせることはできなかった。ただ、6回の第3打席では無死一塁できっちり犠打を決め、バント好きの阿部慎之助監督をニンマリさせた。

 はたして今後、「スガコバ」は機能するのだろうか。スポーツライターが語る。

「小林が菅野専属になれば、大城を週一で休ませられるため、阿部監督の選手起用に余裕ができるでしょう。問題の打撃については、全盛期の菅野なら2点あれば勝利できたため、捕手の打力は大した問題にはなりませんでした。しかし全盛期を過ぎた現在は、下位打線にもそれなりの得点力が求められます。守備一辺倒の小林ではどうしても不安が残るため、菅野の調子によっては再びベンチを温めることになるのでは」

 小林ももう34歳。人気と菅野に頼ってばかりでは、その立場はたちどころに危うくなるのだ。

(ケン高田)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身