事件

「オウムの迷宮」総力スクープ(1)「高卒後に一気に見違えた」

 オウム真理教の元幹部・平田信容疑者の出頭から2週間。続いて出頭した元教団看護師・斎藤明美容疑者と平田容疑者の口からは、2人の17年に及ぶ同棲潜伏生活が徐々に明かされているが、逆にいくつもの謎が浮上している。そんな中、斎藤容疑者がその美貌を武器に、別の周囲の男性を「セックス操縦」していたという激震証言をキャッチした!

「少しタレ目だけど、スラリとした美人だった」──。
 去る1月10日に出頭・逮捕された斎藤明美容疑者(49)の印象を聞かれた知人は異口同音にそう答える。彼女が卒業した地元・福島県須賀川市内の女子高時代の知人が振り返る。
「明美さんは、高校時代は本当に地味でした。背が高かったのを覚えているくらいです。でも、卒業後に、彼女の同級生から、結構、男関係は活発だったと聞いてびっくりしました。卒業後に会った人も見違えるようにきれいになっていて驚いたそうです」
 逮捕容疑は犯人蔵匿。昨年大みそかの深夜に警視庁丸の内警察署に出頭して逮捕されたオウム真理教元幹部・平田信容疑者(46)の逃亡を約17年にわたって手助けした、というものだ。
 斎藤容疑者がオウムに入信したのは19 9 3 年3月。高校卒業後、看護師となり病院などに勤務していたが、ヨガ教室がきっかけで入信、都内のオウム付属病院で看護師として修行していた。
 その彼女の教育係を務めたのが、3歳年下の平田容疑者だった。
 そして彼女は、95年3月、地下鉄サリン事件直後の教団への一斉捜索開始後に姿を消した平田容疑者と同年5月に名古屋などで他の信者とともに合流した。
「最初に逃亡支援を頼まれた時は断った斎藤容疑者だが、熱心に指導してくれた平田容疑者に好意を抱いていたこともあり、結局は行動を共にするようになったようです」(捜査関係者)
 その後、福島、宮城、青森各県と仙台市を転々としたあと、15年ほど前に大阪府に移住。斎藤容疑者は料亭や喫茶店などに勤務した。一方、平田容疑者はほとんど外に出ず、警察や周囲の人に気づかれそうになると引っ越した。斎藤容疑者は転居のたびに偽名を変えたという。
 出頭に付き添った滝本太郎弁護士によると、2人は内縁関係だった。
斎藤容疑者は「もともと平田を尊敬していたが、逃亡中に愛情に変わった」と話している。
 今回、平田容疑者が逮捕された直接の容疑は、95年2月28日に起こった目黒公証役場事務長・仮谷清志さん拉致監禁事件での逮捕監禁致死容疑だ。しかし、捜査当局の当初の狙いは地下鉄サリン事件直後の95年3月30日に起き、10年3月に殺人未遂罪の公訴時効を迎えた、国松孝次警察庁長官(当時)狙撃事件の解決だった。
 平田容疑者はその実行犯と目され、当局は必死にその行方を追っていたのだ。当時の捜査関係者が言う。
「2人は95年11月から仙台市宮城野区で暮らしていたが、96年2月に警察が所在を突き止めアパートに踏み込んだのは逃亡直後。タッチの差で逃げられた」
 その際、6畳間には2組の布団、プラスチック製のピンクのゴミ箱には、ティッシュに包まれた使用済みのコンドームがあったという。
 そして、96年春頃から昨年末までの15年間、2人が息を潜めて生活していたのが、東大阪市の家賃約8万円のマンションだった。斎藤容疑者は「吉川祥子」と名乗り、1キロほど離れた整骨院に勤務。治療を受けに来る人たちには「出身は群馬」「独身で一人暮らし」などと話していたという。患者たちに「お元気ですか?」と声をかけるなど、職場で の評判は悪くなかった。
 そんな中、彼女が美人ゆえの衝撃的な噂も飛び交っている。在阪のジャーナリストが声を潜めて言う。
「整骨院の経営者と斎藤に関して、ただの院長と従業員という以上の関係じゃないかとささやかれているんです。確かに、多くても10人足らずと見られる整骨院の他のスタッフは、高齢の女性か男性で、年齢よりも若く見える彼女の美貌は際立っていましたが‥‥」

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