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記事全文を読む→【サッカー天皇杯優勝】黒田剛監督が「立ち上がり15分で決まる」と宣言した町田ゼルビアは「補強繰り返し」「アカデミー強化」で常勝軍団に
J1昇格2年目のFC町田ゼルビアが、新しい歴史を作った。
今年で105回目を迎えたサッカー天皇杯全日本選手権決勝は、連覇を目指すヴィッセル神戸と初優勝を狙う町田ゼルビアの対戦となり、町田が3-1で初優勝した。
一発勝負の決勝戦で大事なのは先制点。ルヴァンカップ決勝でもサンフレッチェ広島が先制して逃げ切っている。この戦い方を痛いほど知り尽くしているのが、町田の黒田剛監督だ。青森山田高校の監督時代、高校サッカー選手権で6度決勝に進出し、3度優勝している。その経験がモノを言ったのだろう。
現に黒田監督は「立ち上がり15分で決まる」と伝え、選手たちをピッチに送り出している。その結果、開始6分に先制に成功し、32分に追加点を決めている。
後半に入って神戸は大迫勇也を投入してチャンスを作るが、56分に町田が3点目を決めてトドメを刺した。高校サッカーとはいえ多くの決勝戦を経験してきた黒田監督の手腕に、選手が応えたということだ。
IT大手のサイバ―エージェントが2018年にクラブを買収し、豊富な資金を武器に補強をしてきた。特にJ1昇格後は、日本代表の経験があり鹿島アントラーズで数多くのタイトルを獲得してきたDF昌子源、韓国代表経験があるFWナ・サンホ、オ・セフン、さらにGK谷晃生を獲得。夏にも日本代表経験のあるFW相馬勇紀、DF中山雄太と、積極的に補強した。
今季も横浜F・マリノスから代表経験のあるFW西村拓真、アビスパ福岡からMF前寛之、神戸から菊池流帆、FC東京からDF中村帆高、コンサドーレ札幌からDF岡村八大を補強している。ベンチを見ても、ほとんどの選手がJ1で豊富な経験のある選手ばかりで、優勝にふさわしいメンバーが揃っているのだから、この勝利はまぐれではない。
かといって、ベテランの寄せ集め軍団ではない。昨夏に欧州に移籍した平河悠(ブリストル・シティ)やMF望月ヘンリー海輝を日本代表に送り出している。GKの谷も町田で正GKになり、代表に復帰した。
黒田監督は優勝インタービューで「われわれは新参者」と言ったが、町田はもともと少年サッカーが盛んな土地柄だった。町田市内の選抜チームだった町田FCは1970年代後半から80年代にかけて全国少年サッカー大会で3度、決勝に進出して優勝の経験がある。
町田出身のサッカー選手は、古くはオフトジャパンの北澤豪、浦和レッズで背番号10を付けた福永泰、日韓W杯の主力だった戸田和幸、町田でもプレーした太田宏介がいる。現役では川崎フロンターレの小林悠、日本代表では藤田譲瑠チマ(FCザンクトパウリ)、なでしこジャパンの藤野あおば(マンチェスター・シティ)など、多くのプロサッカー選手を輩出している。
この天皇杯優勝をきっかけに、町田がJリーグの主役に躍り出るかどうか。そのためには、補強を繰り返すこと。来季も他クラブがうらやむような補強を続けること。それと並行して、アカデミーの強化を進める。そして近い将来、町田のアカデミー出身で日本代表に選ばれる選手が出てくれば、常勝軍団になるのも夢ではない。簡単ではないが、やりがいはあるはずだ。
(渡辺達也)
1957年生まれ。カテゴリーを問わず幅広く取材を行い、過去6回のワールドカップを取材。そのほか、ワールドカップ・アジア予選、アジアカップなど、数多くの大会を取材してきた。
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