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記事全文を読む→JFAが認定したサガン鳥栖・金明輝監督のパワハラ暴言「お前の顔は気持ち悪い」/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
昭和の時代ならまだしも、ほんの4、5年前のサッカー界で、監督によるこんな行為が常態化していたとは…。
2021年12月、Jリーグが発表した驚くべき調査報告書に驚愕したサッカーファンは多かったことだろう。それサガン鳥栖の金明輝監督による暴力行為や、暴言によるパワーハラスメント認定に関する詳細だった。
きっかけは、2021年8月下旬に日本サッカー協会(JFA)の「暴力等根絶相談窓口」に届いた告発文だった。そこには金監督が選手やスタッフに対し、日常的に暴力やパワハラ行為を行っているとの内情が綴られており、Jリーグが調査を行うと発表。
ところが調査終盤に差しかかった12月20日、突如としてサガン鳥栖から発表されたのが、金監督の辞任だった。理由は「一身上の都合」。とはいえ、そんな応急措置は全く意味がなく、10日後の12月30日にはJリーグから調査結果が発表され、金監督によるパワハラ行為の事実が認定された。
Jリーグは金監督に対し、出場資格停止8試合及びけん責の懲罰を科すとともに、クラブに対しても問題発覚後、被害を訴える声が多数上がっていたにもかかわらず、十分な調査をしなかったとして、罰金300万円とけん責処分が下されることになったのである。
報告書によると、金監督の暴力や暴言が繰り返し行われるようになったのは、2016年にサガン鳥栖U-18チームの監督就任から。具体的に認定された事案は、以下のようなものだった。
「前髪が長い選手に激怒して平手打ちした」
「起用法に意見を述べた選手を突き飛ばした」
「至近距離から『死ね』『殺すぞ』『お前の顔は気持ち悪い』という言葉を大声で発した」
チーム内には継続的なパワハラ行為を受けて、精神に不調を来したスタッフもいたという。しかもクラブ側はその事実を知りながら、見て見ぬフリ。事実上の放置、容認状態だった。これでは弁解の余地はなく、厳しい処分が下るのは当然だった。
JFA指導者に関する規則第20条第7号には「暴言・暴力及びハラスメント行為を行わない」と記されている。金監督の言動は、日本のプロサッカー界における指導者の暴力やハラスメントに対する意識と、クラブのガバナンスのあり方について、大きな議論を巻き起こすことになったのである。
そんな金氏は翌2022年、FC町田ゼルビアのヘッドコーチに就任。2024年12月には、アビスパ福岡のトップチーム監督となった。現在も監督の任にあるが、当初は関係者の間で拒否反応が強く、いまだ賛否の声が渦巻いている。その采配と一挙手一投足に、サポーターの監視の目が光っているのだ。
(山川敦司)
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