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記事全文を読む→鹿島アントラーズに「9年ぶりV」をもたらした鬼木達監督の「最終的な目標」に抜かりなし
「アントラーズを優勝させるために戻ってきました」
これは2022年1月、ベルギーのシント=トロイデンからおよそ2年半ぶりに復帰した際の、鈴木優磨の言葉だ。あれから2年、ついにそれが現実のものとなった。
Jリーグ最終戦。鹿島が勝てば優勝が決まる大一番は、ホームに横浜F・マリノスを迎えた。試合は1年の集大成を見せるかのように、鹿島がマリノスを圧倒。マリノスにほとんどサッカーをさせず、チームの得点源であるレオ・セアラの2得点でリードした。終盤に1点を返されるものの危なげなく勝ち、9年ぶりの優勝を決めたのである。
ここまで来るまでには、試行錯誤の連続があった。毎年のように主力選手が欧州に移籍し、ブラジル指向のサッカーでは勝てなくなった。世界のサッカーに後れをとってはいけないと、欧州指向の指導者や外国人選手を獲得したものの、結果は出ない。クラブの身売りで親会社が変わるなど、落ち着く暇がなかった。
そんな状況で鈴木が復帰、2023年1月には上田直通、2023年夏には柴崎岳、そして昨年夏には三竿健斗と、鹿島の強さを知り尽くす選手が次から次へと欧州から復帰した。彼らもまた、強い鹿島を復活させるために戻ってきたのである。
そして昨年10月、強化責任者であるフットボールダイレクターに、鹿島の黄金時代を知る中田浩二氏が就任する。ストライカーのレオ・セアラ獲得などの大型補強に柳沢敦、曽ケ端準とOBをトップチームのコーチに就任させた。
最後のピースといえる監督には、川崎フロンターレの指揮官として7つのタイトルを獲得した鬼木達(とおる)氏を就任させた。鬼木監督が現役をスタートさせたチームが鹿島であり、鹿島の強さを肌で感じていた。
1年目が土台作りで、2年目に中心選手を作り、足りないポジションを補強して3年目で勝負、というのが通常のチーム作りだ。だが鹿島のサポーターは、それを許さない。常に勝利を求めてくる。だから鬼木監督は結果を出しながら、勝ちながらチームを作らなければならなかった。
目指すレベルは高く、相手を圧倒して開幕から独走するようなチーム。そこを監督も選手も目指しているからこそ、試合後のコメントには満足した感じがない。鬼木監督は勝っても「まだまだです」「やらなければいけないことがたくさんある」と言い続けてきた。それは選手も同じであり、勝っても首位に立っても「選手は誰ひとり満足していない。僕らが目指しているのは、もっと高いところ」と言ってきた。
最終的に目指すのは「常勝軍団の復活」。タイトルを獲り続けることが、最大の目標になる。そして、その下地はできつつある。今季の鹿島ユース(U-18)はU-18クラブユース選手権、Jリーグユース選手権の2冠を獲得している。
さらに高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグでも決勝進出を決めており、この大会で優勝すれば、ユース世代の3冠を達成することになる。
メンバーの中にはU-17日本代表、U-18日本代表に選ばれた選手が多くいる。彼らが近い将来、鹿島のトップチームでプレーする日はそう遠くはない。
トップチームの強化だけでなく、アカデミーの強化にも抜かりがない。それが強い鹿島の復活に繋がるはずだ。
タイトルを獲り続ける常勝軍団を目指している鹿島にとって、9年ぶりのリーグ優勝はあくまで通過点にすぎない。
(渡辺達也)
1957年生まれ。カテゴリーを問わず幅広く取材を行い、過去6回のワールドカップを取材。そのほか、ワールドカップ・アジア予選、アジアカップなど、数多くの大会を取材してきた。
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