芸能
Posted on 2025年12月08日 18:15

今さら「もしがく」グダグダ番宣にアキレ返った三谷幸喜の「小バカにしないで温かい目で」情けない懇願

2025年12月08日 18:15

 三谷幸喜が民放ゴールデンプライム帯のドラマ脚本を25年ぶりに手掛けたことで、放送前からそれなりの話題となっていた「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)。
 三谷ファンとして非常に楽しみにしていたドラマだったが、初回放送直後から「登場人物が多すぎ」「ごちゃごちゃしていて、何を伝えたいのか分からない」など批判の声が渦巻いた。第1話の時点で早くも「脱落」を宣言する者が続出。しまいには「三谷幸喜はオワコン」とまで言われる始末だった。

 スタート時からして5.4%だった視聴率はその後、ズルズルとダダ下がり。11月26日放送回の視聴率は2.8%で、いよいよ3%を切ってしまった。先週のラスト、頭髪が後退した男が「蜷川幸雄です」と自己紹介。演じているのが小栗旬だったのには笑えたが、残すところあと2話での巻き返しは、はたしてなるのだろうか。

 そんな苦境の中で放送されたのが、12月6日の「復活!スター千一夜×もしがくSP」(フジテレビ系)。正直言って「この状況で何をやっているのか」とアキレてしまう内容だった。
 もともと「スター千一夜」は、フジテレビ開局日の1953年3月1日から1981年9月25日まで、およそ22年半にわたって放送されたものだ。各界の著名人をゲストに呼んでのトーク番組だったが、この「復活!スター千一夜」は、三谷が本家の司会者だった関口宏風のいで立ちで、自身が手掛けた映画や特別ドラマの番宣の一環として放送された。

 番組内のテロップで「この番組は、司会者の誤った知識に基づいた質問に、ゲストが広い心で答えていくトーク番組です」と注釈があるように、MCの三谷による無茶ブリに、ゲストの俳優らが戸惑いながらも応える、要は即興コントのようなもの。純粋にトークを楽しむ趣旨ではない。
 
 それを踏まえた上での「スター千一夜×もしがくSP」だが、最初から最後までグダグダ。「これまでの放送をおさらい」するダイジェスト版を見せるのが最大の意図だとしても、ここまで視聴率と評価が低下した今となっては、とても番宣効果があるとは思えない。
 三谷のいつもの悪ふざけが「こんなことをいまだにやっているから、三谷幸喜はオワコンなのだ」との誹りを受けかねず、明らかに逆効果だった。

 ちなみに、翌日の「ボクらの時代」(フジテレビ系)には三谷、菅田将暉、神木隆之介が出演。菅田は「もしがく」で主役の演出家を、神木は三谷をモデルにした放送作家を演じている。

 冒頭、ともに32歳の菅田と神木に対し、ちょうど倍の64歳の三谷が質問。
「30代の皆さんから見て、僕はどんなふうに思われてるんだろうか。バカにされてるんじゃないかなと。僕は30代の時に、60代の役者さんであるとか、お笑いの人であるとか、コメディアンの方たちを見て、小バカにしてたとこがあるんですよ。(その頃の)30歳上っていうと、いかりや長介さんとか、ハナ肇さんとか、僕からすると、面白いし大好きなんだけど、ちょっと古いんじゃないかと。だからもう『温かい目で見てる』感じだったんですよね」

 これって、自分を「古い」と小バカにしている世間に向けて「温かい目で見て下さい」と懇願しているように聞こえて、なんともダサい。連ドラがひとつ大コケしたくらい、いいじゃないか。ファンとしては、たとえ老害呼ばわりされても、もっと堂々としていてほしい。

(堀江南/テレビソムリエ)

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