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記事全文を読む→「4番もある」高木豊が高評価!巨人・岸田行倫と西武・渡部聖弥は「三塁コンバート」で甦る
プロ野球を見ていると「この選手は別のポジションならもっと輝くのではないか」と感じる場面がある。近年は球団の考え方が柔軟になり、コンバートは消極策ではなく、選手の可能性を広げる手段として扱われるようになってきた。
その代表例として名前が挙がるのが、巨人の岸田行倫だ。捕手としての評価は高く、リードや守備は安定している。一方で打撃面でも光るものがあり、「もっと打席に立たせたい」と思わせる魅力を持つ。捕手はどうしても守備負担が大きく、打撃との両立が難しくなることが多い。そこで出てくるのが、三塁起用という新しい可能性だ。
岸田はアマチュア時代に三塁を守った経験があり、強肩という武器は大きな強みになる。巨人はここ数年、三塁手の固定に課題を抱えている上、岡本和真のメジャーリーグ移籍が現実味を帯びる中で、その穴はより深刻化する可能性がある。そんな状況で岸田が三塁を守れるとなれば、打線の厚みを保ちながら守備の形を整えることができよう。
今季の岸田は87試合で打率2割9分3厘、8本塁打、39打点、OPS.772と十分な数字を残した。今後さらに成長すれば「主軸の三塁手」が現実に近づいていく。
こうした視点は、西武にも当てはまる。渡部聖弥はプロ1年目はレフトやDHが主だったが、アマチュア時代は三塁を含む内野を守ってきた選手である。今季、西口文也監督は外崎修汰を三塁に回したものの、J.D.デービスの加入や山村崇嘉の成長により、終盤は外崎がライトを守る場面が増えた。
そんな中、秋季練習では内野守備用のグラブを手に、三塁の守備に取り組む渡部の姿があった。チームとしても、来季は渡部をもう一度、内野手として本格的に育てたい意図がうかがえる。
12月10日に野球評論家の高木豊氏が投稿したYouTube動画では、この「コンバート案」が大きく取り上げられた。岸田について高木氏は、次のように論評している。
「捕手として優秀だが、打線から外すのは惜しい。三塁なら打力を生かしながら起用できる。『4番サード岸田』があってもいい。もう4番はこうあるべき、という時代ではない」
起用の幅を広げる重要性を強調した。
高木氏は渡部についても、内野手として高く評価している。
「もともと内野ができる選手で、三塁を守れる若手は貴重。内野は今やっておかないと、あとで戻せなくなる。レギュラーに育つ可能性がある」
こうして見ていくと、コンバートは単なる穴埋めではなく、選手とチームがより力を出せる形を探す取り組みだ。過去には糸井嘉男(投手⇒外野)や内川聖一(捕手⇒外野手⇒一塁手)など、ポジションチェンジによって開花した例は枚挙にいとまがない。
コンバートは選手の力を最大限に生かすための選択肢として、これからも各球団が向き合うテーマになりそうだ。
(ケン高田)
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