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記事全文を読む→ついに検討に入った「奥羽新幹線・新庄~秋田フル規格」は必要か…地元住民の「思わしくないホンネ」と採算
1973年に政府の「全国新幹線鉄道整備法に基づく基本計画」に明記されながらも長年、構想止まりだった「奥羽新幹線」。現在、福島~新庄間の山形新幹線は在来線の線路を利用したミニ新幹線方式で運行しているが、これを秋田駅までフル規格で結ぶというものだ。
福島青年会議所や福島まちづくりセンター、福島市観光コンベンション協会、福島大学などの7団体が11月28日に、福島市内で検討会を開催。来年8月まで計5回予定されている会合の初回で、奥羽新幹線導入による地元への効果などについて意見交換が行われた。
検討会で出た意見は提言としてまとめ、国や自治体に出す予定だが、沿線住民に話を聞いてみると、
「そもそも秋田にはすでに秋田新幹線が通っているし、新庄からわざわざ秋田まで延伸する必要はないと思う」(秋田在住・30代男性)
「福島~秋田にフル規格の新幹線を通すのは金の無駄。経済効果はあるだろうけど、建設費用が高すぎる」(福島在住・50代男性)
「決定すれば国も多額の資金を出すわけだし、それなら福祉とか別のところに回してほしい」(秋田在住・60代女性)
どうも反応は思わしくないのだ。
また、一部ながら、
「今の山形新幹線は雪の影響を受けやすく、冬場は運休や遅延がたまに起きる。フル規格になってダイヤ通り動くようになるなら歓迎」(山形在住・40代男性)
といった声もあった。
ただし沿線人口は少なく、もともと高齢者が多い山形、秋田はすでに人口減少の速度が顕著。この状況は今後も避けようがないと言われている。鉄道ファンの筆者としては、乗ってみたい気持ちはあるが、採算性の問題を考えると、かなり厳しいと言わざるをえない。
今はまだ、民間レベルの協議が始まった段階だ。正式決定までにはいくつものプロセスがある。実は同様の検討会レベルの協議は他の基本計画路線でも行われているが、国がゴーサインを出すには至っていない。
実現すれば便利になるとはいえ、計画自体は半世紀以上前から存在するもの。現在の状況を考えれば、やはりハードルは高いのかもしれない。
(高島昌俊)
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