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記事全文を読む→【新日本プロレス】ウルフアロン鮮烈デビューでいきなり戴冠したらWWEが「10億円」複数年契約に動き出した
なにもかもが異例ずくめのデビューだった。1月4日の新日本プロレス東京ドーム興行。東京五輪男子100キロ級金メダリスト、ウルフアロンのプロレスデビュー戦である。NEVER無差別級選手権試合で王者の極悪レスラーEVILと対戦したウルフは12分53秒、逆三角絞めで失神させ、レフェリーストップで劇的勝利。デビュー戦でいきなりの戴冠となった。
丸刈り頭で柔道着脱ぎ捨て、新日本プロレス若手の象徴である黒のショートタイツで試合に臨んだ。プロレス担当記者が語る。
「突然のセルフ坊主頭はむろんこと、驚いたのは登場の際に柔道男子代表監督の鈴木桂治氏が柔道着姿で陣太鼓を叩いていたこと。柔道界のトップがプロレスに登場するという異常事態に関係者の間からは、単なる師弟愛だけでなく、鈴木氏のプロレス界への領土拡大のシグナルではないか、といった声が出ています」
この日は新日にとって、エースの棚橋弘至がリングを去り、今後は社長として陣頭指揮を執る運命の日。その象徴が、アロンが炸裂させた棚橋の必殺技「ハイフライフロー」の継承にあった、というのが多くのプロレス担当記者の見方だ。
「つまり、ウルフの存在は新日にとって、単なる一選手ではないということ。まさに団体の存亡を懸けた『絶対に負けられない戦い』。その象徴が、ウルフが繰り出したあのハイフライフローでした」
この鮮烈デビュー戦を受けて、日本プロレス界における「新時代の幕開け」にふさわしい逸材に目を付け、早くも10億円規模の複数年契約を準備していると噂されるのが、米コネチカット州に本拠を置く世界最大のプロレス団体WWEだというのである。
「WWEは年間300回を超えるプロレス大会を開催、公式YouTubeチャンネルの登録者数は1億人超えという、文字通り世界最大の団体です。彼らが探し求めるレスラーの条件は、圧倒的なバックボーンと体格、そして英語での発信力。ウルフは100キロ級の五輪金メダリストであり、アメリカ人の父を持ち、英語は堪能、かつアメリカン・ジョークを解するユーモアまで兼ね備えている。つまり、探し求める条件にぴったりだということ。しかも今回の華麗なるデビュー戦勝利で、知名度が一気にアップした」(前出・プロレス担当記者)
WWEのトップスターたるローマン・レインズは年俸1500万ドル(約22億円)超えとされることから、10億円の契約は決して大げさではない気がするが、むろん新日がそう簡単にウルフを手放すはずはない。ウルフを「次世代の象徴」と位置づけたい新日。そして世界戦略を目論むWWE。その攻防戦が今後、リング外で展開される可能性は大いにありそうだ。
(灯倫太郎)
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