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記事全文を読む→六代目山口組「真の分裂終結」を迎える日(3)論客たちが語る「七代目誕生」
特に近年、業界内で浮上しては消えていく「噂」がある。それは「七代目山口組」の誕生にまつわる情報だ。事実、23年の司組長の誕生日前には「80歳の節目で髙山若頭(当時)に代目を譲る」、六代目山口組が「総裁制」を導入した際には「七代目への布石だろう」、先日の事始め式直前にも「抗争も終わったし後継指名があるのでは」など、さまざまな噂が流れていた。確かに、いずれその時が来るのは確実だが、それが26 年中に起こりうるのだろうか。山之内氏の考えはこうだ。
「近くで組織を見ている立場から言わせてもらうと、司組長は意気軒昂に見えますし、代替わりが近い空気はまるで感じません。傘下の直系組織では総裁制が常態化していますが、代替わりと世代交代をスムーズにするための方策で、山口組本家で司組長が総裁になる意味はないでしょう。後継者候補の竹内若頭も望んでいないのではないでしょうか」
よく言われるように、山口組の組長は原則的に終身制であるが、渡辺芳則五代目が生前に引退したことで例外のケースができた。根も葉もない言説も、そのことが元で流布するようになったのかもしれない。しかし、鈴木氏はこうも言う。
「司組長がまだまだ健在で、代替わりはまだ先だろうとも思うけれど、竹内若頭が七代目候補の先頭にいるのはもう間違いのないこと。だったらなるべく早く継承する、というのはアリなんじゃないかと個人的には思います。若頭になってまだ1年経っていないですが、この業界、立場が人を作る例を何度も見てきましたから。司組長も20年前、今の竹内若頭ぐらいの年齢で六代目を襲名したわけです。司組長自身が勇退を宣言しない限りありえませんが、もはや六代目山口組だけじゃなくヤクザ全体が生き残りをかけた時代なんだから、トップは若いほうがいい場合もある」
ヤクザの「定年制」導入の未来は、にわかには想像できないが‥‥。最後に山之内氏が総括する。
「一部組織で組員減少が底を打ち、横ばい、あるいは増加に転じた例が複数あることは注目されます。行きすぎた締めつけで弱体化したヤクザ組織に代わり半グレやトクリュウが台頭し、警視庁の組織犯罪対策部が刑事部に統合された一件からも、ヤクザを締めつけるだけでは治安が守られない、と当局の姿勢も転換しつつある。そんなことからも26年は、六代目山口組が分裂抗争後の復興から、上昇機運を見せる年になるのではないかと考えています」
果たして抗争なき26年、ヤクザ業界はどう変わっていくのか─。
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