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記事全文を読む→佐々木麟太郎「MLBドラフト全体235位指名」でソフトバンク入りが「メジャーリーガーへの最短距離」に
佐々木麟太郎はソフトバンク入りに一歩前進となるか。MLBドラフト会議の2日目が日本時間7月13日にフィラデルフィアで行われ、スタンフォード大学の佐々木麟太郎が8巡目、全体235位でマーリンズから指名された。
スタンフォード大学2年目の今季は54試合に出場して打率2割6分2厘、16本塁打、47打点をマーク。アリゾナ州フェニックスで6月下旬に行われた、ドラフト候補生が集まる「MLBドラフトコンバイン」に参加し、長打力を見せつけていた。MLBアナリストが言う。
「4巡目までが指名される初日のドラフトにかかるのは難しいかもしれないが5、6巡目なら可能性がある、と事前に話していたのですが、想像以上に低い評価となりました」
2013年にはのちに日本ハムでプレーした当時、ランチョ・バーナード高校の加藤豪将(現・ブルージェイズスタッフ)がヤンキースから2巡目、全体66位で指名されたが、これを大幅に下回った。
レッズから13巡目、全体329位で指名されたジョージア大学の石川ケニーを含め、全米ドラフトにかかった日本人選手は7人。その中では佐々木の指名は上位の方だが、
「1塁しか守れない守備の評価が低かった。今の状況ならば、入団しても厳しい現実が待ち受けています」(現地記者)
MLBドラフトでは大学2年生の8巡目の相場は20万ドルから25万ドル(約3200万~4000万円)で、日本なら通常のドラフト1位の相場である1億円プラス出来高5000万円に比べ、はるかに安い。さらに8位入団では、メジャー昇進への道は遠いという。
もう一年ドラフトを待っても順位が上がるとは…
前出のMLBアナリストが解説する。
「一般的には8巡目でチームに入団した選手は、1Aからスタート。
そこから2A、3Aと駆け上がり、メジャー昇格のチャンスを待ちます。しかも、その程度の順位で入団してきた選手に対して、マイナーリーグの指導者は懇切丁寧に教えるようなことはしない。過酷な環境から這い上がった選手だけが、メジャーリーガーの切符を手にすることができます」
マイナーは文字通り、ハンバーガーしか食べられないような「ハンバーガーリーグ」と呼ばれ、移動だけでも大変だ。しかも、いつクビになるのかも分からない。2023年にホワイトソックスから11巡目、全体329位で指名された西田陸浮が今季、一時メジャーに昇格して『異常なスピード』と言われましたが、通常は5年ほどかかる。そんな状況に佐々木が耐えられるかどうか」(前出・現地記者)
もちろん夢を追って入団する選択肢はあるが、最短でメジャーリーガーになるには、ソフトバンク入りが得策かもしれない。スポーツ紙デスクが言うには、
「ひとまずスタンフォード大学を休学して、ソフトバンクでプレー。ポスティングでメジャー入りするのが近道かもしれませんね。入団時の話し合いでポスティング時期の約束を取り付ければ、実績次第で早期にメジャー契約を結べる。それが現実的に思えます。大学に残ってもう一年、ドラフトを待つ手はありますが、打つだけの選手ゆえ、指名順位が上がるかどうかは怪しいところ」
NPB球団との交渉期限は7月31日までで、MLBの交渉期限は米東部時間の7月27日午後5時(日本時間28日午前6時)まで。ソフトバンクのドラフト戦略が成功しそうな雰囲気が…。
(阿部勝彦)
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