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記事全文を読む→【大相撲名古屋場所】大関・霧島の横綱昇進に高いハードルが設定されたのは相撲協会の「モンゴル力士アレルギー」が尋常ではないから
大相撲名古屋場所初日(7月12日・IGアリーナ)で、綱取りがかかる大関・霧島が圧勝スタートした。「(15日間)緊張感を持っていかないといけない」とコメントしながら、体調は万全だ。
日本相撲協会では綱取りの条件として、協会執行部の浅香山審判部長(元大関・魁皇)のゴーサインが不可欠だ。場所前に「優勝でも成績と内容、全てが問われると思う」と高いハードルを掲げた。
霧島にとって、重圧はある。これまで大関に昇進したモンゴル出身力士は霧島を含めて7人いるが、これまで6人全員が横綱に昇進している。第68代横綱・朝青龍を筆頭に白鵬、日馬富士、鶴竜、照ノ富士、豊昇龍といった面々だ。
霧島は大関にカムバックしているが、初昇進の際にモンゴルに帰郷すると、
「大関まで昇進した力士全員が横綱になったことを、多くの人が知っていた。驚いた」
と話していた。
相撲の経験が全くなく、モンゴルから来日して11年目。この名古屋場所でデビューした。多くのケガに見舞われて苦労を重ねてきたが、協会側があえて横綱昇進のハードルを高くしているのは、モンゴル力士の「素行」問題があるからだ。
本来なら相撲協会的にはポジティブなことだが…
自らの不祥事で引退した朝青龍と日馬富士を筆頭に、白鵬は現役時代から協会執行部に異議を唱え続けて退職した。優等生と評価が高かった伊勢ケ浜親方(元横綱・照ノ富士)まで、タニマチとの飲み会で弟子を殴るトラブルを起こしたばかりだ。
「協会執行部によるモンゴル力士アレルギーは、尋常ではありません」(相撲協会OB)
霧島が今場所、好成績で優勝した場合は横綱に昇進することになり、番付では3横綱時代に。本来なら協会的にはポジティブなことなのだが、再びモンゴル力士が君臨する時代がやってくる。
日本出身の横綱・大の里は、初日にあっさり土俵を割る惨敗スタート。横綱昇進前は、飛び抜けた強さを見せていたが、今年の春場所4日目に左肩を痛めてから、おかしくなっている。先場所は師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)が、
「状態が上がらない。痛みもある。体のバランスが悪い」
と、初めて初日からの全休を決めた。今場所も盤石の優勝候補がいない戦国場所になる。新横綱誕生の機運は、どこまで盛り上がるか。
(小田龍司)
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