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記事全文を読む→【現地ナマレポ】京都から「中国人観光客」が消えても困るどころか喜ばれる「地元に根付く店」のリアルな現状
「京都から中国人観光客が消えた」
高市早苗総理の対中強硬とも取れる発言以降、そんな声が聞こえてきていた。日本屈指の観光都市・京都にとって、インバウンドの動向は常に注目の的。だが現地を歩くと、必ずしも「観光客減=京都の危機」とは言えない「妙な空気」が漂っている。
もちろん、団体客を相手にする店は影響を受けているだろうが、そもそもそうした店は、
京都らしい街の雰囲気とは少し距離があるところに構えている。実際に影響が及んでいるのは、コロナ禍で閉店した老舗店や個人店の空きテナントに入ってきた、新参の高単価飲食店だ。京料理店を営む男性が言う。
「正直、あの手の店は元々、僕ら地元の者には関係なかったですね。メニューが観光客向けで、京都らしさは薄い。ウチみたいに昔からやってる店は、むしろお客さんが戻ってきて喜んでるくらいです」
錦市場(写真)には外国人向けの外資系飲食店が増えて、価格はかなり高くなった。「インバウンド価格」と言われるやつだ。値段が上がったせいで、地元の人は敬遠していたが、観光客が減った今、昔ながらの常連が戻り始めていた。錦市場で話を聞くと、
「ウチの店も紅葉シーズンは観光客が多くて大変でしたけど、年末年始は地元客中心でした。おかげで落ち着いて商売できます。中国人観光客が来なくなったからって、痛手は全然ないですね。むしろ安心できるほどです」
それでも新しく入った団体客向けの店にとっては、死活問題だろう。だが地元の人たちは、観光客の増減だけで街が変わるわけではないことをよく知っている。京都という街は結局のところ、長くこの土地で暮らしてきた人々と、地元に根付いた店が支えているのだ。
(京野歩夢)
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