政治
Posted on 2026年05月25日 07:15

【世界の「最凶独裁者」列伝】お笑い金正日!北朝鮮の将軍様が国民に信じ込ませた「瞬間移動・宇宙に新星・初ゴルフでホールインワン11回」

2026年05月25日 07:15

 世界を震撼させ続ける北朝鮮の独裁者、金正恩。今や強大な核戦力を誇示するこの男だが、その絶対的な権力基盤と「独裁のDNA」を築き上げたのは、まぎれもなく父親の金正日総書記だった。
 そしてこの父親を語る上で外せないのが、カリスマ性を強引に植え付けた、数々の「とんでも神話」なのである。

 まず象徴的なのは、大真面目に報じられた「テレポーテーション(縮地=しゅくちの法)」伝説だ。なんとこの男、国営メディアを総動員して「将軍様は大地の空間を縮めて瞬時に長距離を移動する、仙人の超能力を使える」と国民に信じ込ませたのである。

 それだけではない。生誕時には聖地・白頭山の上空に二重の虹が架かり、宇宙に新星が現れた。初めて挑戦したゴルフでは11回のホールインワンを達成し、乗る飛行機はレーダーから姿を消す…。
 それはもはや、人間の能力を超越した「現人神(あらひとがみ)」の領域であった。

 むろん、こうした荒唐無稽な神話の背景に、絶対的な恐怖政治があったことは言うまでもない。彼は父親の金日成から権力を引き継ぐ際、自身の神格化を徹底。国民が極限の飢餓に苦しむ「苦難の行軍」の時代ですら「将軍様は不眠不休で国民のために瞬間移動している」と大真面目にプロパガンダを流し続けたのである。
 そんなことができたのも、この国が情報を完全に遮断した閉鎖国家だからこそだった。

韓国トップ女優と映画監督を香港から拉致⇒強制的に映画製作

 しかし、神話の裏にあったのは、生々しい現実。金正日の異常性は、1978年の「崔銀姫・申相玉拉致事件」に色濃く表れている。
 無類の映画マニアだった金正日は、自国の映画レベルの低さに不満を抱き、あろうことか国家の暗殺組織を動かして、韓国のトップ女優と天才映画監督を香港から白昼堂々、拉致。自分の「お抱えクリエイター」として監禁し、映画を強制製作させたのである。
 個人の趣味と欲望のために、他国のスターを国家ぐるみでさらう。これこそ前代未聞の国際テロであり、「本物の狂気」というほかない。

 そんな狂気を持ちつつ、裏では核開発を着実に進め、国際社会への「揺さぶり外交」を確立。日本人拉致問題をめぐる我が国との駆け引きでも、国際社会における「心理的な距離」を都合よく伸縮させてみせた。

 お隣の韓国との距離は縮められずとも、世界の心理を欺き弄ぶ冷徹な計算高さ。それこそが、現在の金正恩体制へ脈々と受け継がれる、この一族の本質的な「魔術」なのである。

(山川敦司)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年05月27日 12:30

    問題発言をめぐる「あの×鈴木紗理奈」のバトルが、第2ラウンドに突入しようとしている。大騒動の発端となったのは、歌手・タレントのあのが出演する冠番組「あのちゃんねる」(テレビ朝日系)の、5月18日深夜の放送だ。お題に答えてシュートを決めるゲー...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年06月02日 12:30

    黒谷友香、市川由衣、勝地涼らが相次いで所属事務所から退所するとの発表が5月31日にあったが、一夜明けた6月1日、とんでもないトラブルに発展しそうな若手女優の事務所退所騒動が起きた。その女優は尾碕真花(おさき・いちか)。自身のインスタグラムで...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年06月03日 11:45

    通称「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物問題「エトミデート」事件で揺れる広島カープが「危険水域」に入っている。昨年12月に自宅で吸引使用した羽月隆太郎元選手は拘禁刑1年、執行猶予3年の実刑判決が確定。さらに自らTikTokで動画配信を行い、「...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/5/26発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク