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記事全文を読む→【世界の「最凶独裁者」列伝】お笑い金正日!北朝鮮の将軍様が国民に信じ込ませた「瞬間移動・宇宙に新星・初ゴルフでホールインワン11回」
世界を震撼させ続ける北朝鮮の独裁者、金正恩。今や強大な核戦力を誇示するこの男だが、その絶対的な権力基盤と「独裁のDNA」を築き上げたのは、まぎれもなく父親の金正日総書記だった。
そしてこの父親を語る上で外せないのが、カリスマ性を強引に植え付けた、数々の「とんでも神話」なのである。
まず象徴的なのは、大真面目に報じられた「テレポーテーション(縮地=しゅくちの法)」伝説だ。なんとこの男、国営メディアを総動員して「将軍様は大地の空間を縮めて瞬時に長距離を移動する、仙人の超能力を使える」と国民に信じ込ませたのである。
それだけではない。生誕時には聖地・白頭山の上空に二重の虹が架かり、宇宙に新星が現れた。初めて挑戦したゴルフでは11回のホールインワンを達成し、乗る飛行機はレーダーから姿を消す…。
それはもはや、人間の能力を超越した「現人神(あらひとがみ)」の領域であった。
むろん、こうした荒唐無稽な神話の背景に、絶対的な恐怖政治があったことは言うまでもない。彼は父親の金日成から権力を引き継ぐ際、自身の神格化を徹底。国民が極限の飢餓に苦しむ「苦難の行軍」の時代ですら「将軍様は不眠不休で国民のために瞬間移動している」と大真面目にプロパガンダを流し続けたのである。
そんなことができたのも、この国が情報を完全に遮断した閉鎖国家だからこそだった。
韓国トップ女優と映画監督を香港から拉致⇒強制的に映画製作
しかし、神話の裏にあったのは、生々しい現実。金正日の異常性は、1978年の「崔銀姫・申相玉拉致事件」に色濃く表れている。
無類の映画マニアだった金正日は、自国の映画レベルの低さに不満を抱き、あろうことか国家の暗殺組織を動かして、韓国のトップ女優と天才映画監督を香港から白昼堂々、拉致。自分の「お抱えクリエイター」として監禁し、映画を強制製作させたのである。
個人の趣味と欲望のために、他国のスターを国家ぐるみでさらう。これこそ前代未聞の国際テロであり、「本物の狂気」というほかない。
そんな狂気を持ちつつ、裏では核開発を着実に進め、国際社会への「揺さぶり外交」を確立。日本人拉致問題をめぐる我が国との駆け引きでも、国際社会における「心理的な距離」を都合よく伸縮させてみせた。
お隣の韓国との距離は縮められずとも、世界の心理を欺き弄ぶ冷徹な計算高さ。それこそが、現在の金正恩体制へ脈々と受け継がれる、この一族の本質的な「魔術」なのである。
(山川敦司)
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