社会
Posted on 2025年11月25日 17:00

中国「日本への渡航自粛呼びかけ」は新大久保では朗報!? 池袋から迫り来る「チャイナタウン化」に戦々恐々で…

2025年11月25日 17:00

 中国政府の「日本への渡航自粛の呼びかけ」が全国各地の観光地に影響を及ぼしているが、「コリアンタウン」として知られる東京・新大久保(新宿区)も例外ではなかったようだ。
 
 11月22日~24日の3連休の間、新大久保の街を歩いてみると、これまでの休日と同様、昼間から大久保通りの路面店を中心に、いつものにぎわいを見せていた。とはいえ、大混雑というほどではなく、特に中国人観光客の姿をほとんど見ることはなかった。

「新大久保の住宅街には民泊が点在していて、ここ数年、よく中国人の家族が利用しているのを目撃しました。でも、3連休中は欧米の旅行者ばかりでしたよ」(地元住民)

 新大久保界隈では、大型の観光バスに乗り、中国人の団体客がぞろぞろ降りてきて買い物をする姿も「日常」だった。しかし、日中関係が不透明な最中、ますます客足の減少は避けられそうにないだろう。

 一方、街の「勢力図」にも変化が起きるのか。もともと、新大久保=韓国のイメージが強いが、ネパールやベトナムなど多様なコミュニティーが形成されているのも特徴である。そこに近年では、留学生や移住者などを中心に中国人が増加。立地のいい場所に中国系の飲食店、中国食品や雑誌などを扱う店が急増していた。11月1日に、新大久保駅のすぐそばに、中国のアイスクリームとティーを扱う中国のチェーン店がオープン。夕方過ぎには連日のように、中国人のお客さんが店の外まで列を作っている。

「このチェーン店は中国の勢いを象徴する店として、新大久保で話題になっています。今や池袋のチャイナタウン化は有名ですが、空き店舗がないため、高田馬場にも『ガチ中華』が進出。次は新大久保が乗っ取られると、なかば冗談半分で言いながら戦々恐々としていたところです。ただ、このまま日中関係の悪化が長引くほど、日本で暮らすことを考える中国人が減り、ようやく勢いが止まるという話も」(前出・地元住民)

 高市早苗総理の「台湾有事は存立危機事態になりうる」という答弁が発端となった余波は吉と出るのか凶と出るのか。地域によって明暗は分かれそうだ。

(海原牧人)=写真はイメージ=

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/11/18発売
    ■530円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク