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記事全文を読む→習近平と毛沢東の「因縁の地」湖南省に「イオンモール」誕生に影…立憲民主党・岡田克也兄弟が繰り広げる「高市早苗のせい」
古今東西、三兄弟の逸話は多い。ギリシア神話のゼウス・ポセイドン・ハデスから、三国志演義の劉備・関羽・張飛の義兄弟の契り、毛利元就の三本の矢、魔法使いサリーちゃんの三つ子、最近では呪術廻戦「受胎九相図」あたりが思い浮かぶ。
ジャスコ(現イオン)グループ創業者一族の三兄弟、長男・岡田元也氏(イオングループ会長)、次男・克也氏(立憲民主党元幹事長、元外務大臣)、三男・昌也氏(元東京新聞政治部長、現中日新聞社東京本社編集委員)は、イオンモールが11月27日にグランドオープンする湖南省長沙湘江新区に、熱い視線を注いでいることだろう。今年9月のイオンモール長沙星沙に続く、湖南省での開店ラッシュとなる。
湖南省は隣の湖北省とならび「強毒性の新型インフルエンザ」など「殺人ウイルス」発生源として知られる。豚小屋、鶏小屋と薄い板一枚隔てた家屋に人間が暮らすという、貧しく劣悪な衛生環境の農村地帯だ。海鮮市場では淡水魚やザリガニ、タニシ、カタツムリのほか、SARSの宿主ハクビシン(果子狸)や新型コロナウイルスの宿主コウモリ、タケネズミやアライグマ、アナグマ、ヘビ、ムカデなどが食用や漢方薬の材料として売られていたが、新型コロナウイルス発生後、野生動物の販売は表向き、禁じられた。
中国共産党には「湘籍」の毛沢東、劉少奇、彭徳懐、賀竜、羅栄桓の生誕の地という重要拠点。さらに習近平にとっては国務院副総理まで登り詰めた偉大な父、習仲勲が文化大革命で失脚後、労働改造を受けていた「習一族受難の地」でもある。
習近平は毛沢東と劉少奇の故郷をたびたび訪ね、新型コロナパンデミック後、初の地方視察に湖南省を指定した。地下鉄6路線と高層ビルが整備され、中国版TikTokの本社機能など、IT大手が移転。習一族の労働改造時代の悪夢を改変するように、農村を潰して近代化を進めてきた。
そんな湖南省におけるイオンのグランドオープンを前にした11月7日、岡田克也氏は衆院予算委員会で高市早苗総理に、こう問いただした。
「台湾とフィリピンの間のバシー海峡、これを封鎖されたという場合に、それは迂回すれば何日間か余分にかかるかもしれませんが、別に日本に対して、エネルギーや食料は途絶えるということは基本的にありませんよね。では、どういう場合に存立危機事態になるのか、お聞きしたいのです」
この質問が中国共産党のスパイのようだと指摘されているのは、11月19日付の本サイト記事で取り上げた通りだ。すると今度は実弟の昌也氏が政治部長の任にある東京新聞が11月21日付で、次のような2本の論説記事をアップした。
〈野党に無理くり「責任転嫁」するのが流行中 物議呼ぶ高市首相答弁への援護射撃なのか…脅かされる民主主義〉
〈岡田克也氏「まずい、と思ってすぐに話題を変えた」 高市早苗首相から「台湾発言」が飛び出した瞬間〉
後者は岡田氏の言い分を展開するインタビュー記事だった。
立憲民主党の安住淳幹事長は11月20日放送の「報道1930」(BS-TBS)で、
「(日中関係は)政経分離の原則というんですかね。これをちゃんとやっていかないと、お互いの国にとってメリットがない」
と冷静な対応を呼びかけたが、図らずも東京新聞の論説記事が「岡田が悪い」というネット世論の火に油を注ぐ結果となってしまう。
次男は長男のために、三男は次男のために、長男は一族のために。「政経分離」とは言い難いイオン岡田一族の兄弟愛は、殺人ウイルスと独裁者を生み出した「呪いの土地」で、はたして結実するのだろうか。
(那須優子)
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