政治
Posted on 2026年01月15日 17:00

立憲民主党+公明党=新党「中道改革」になった党名の「こだわり議論」内幕

2026年01月15日 17:00

 立憲民主党の野田佳彦代表と公明党の斉藤鉄夫代表は1月15日午後に会談し、新党を結成することで合意した。新党の党名は「中道改革」とする方向で調整している。

「中道」にこだわったのは公明党で、西田実仁幹事長は公明新聞の新春インタビューで「政治的な対立を乗り越え、国民のための改革を進める『中道改革』の旗印となる政策を練り上げる」と述べていた。新党名は立憲が公明に配慮した形だ。

 公明党の支持母体である創価学会からは「新しさを印象づけるために、党名に『新党』を入れてほしい」との要望が出ていた。ただ、新党は「神道」と同音異義語であり、すでに神社界を母体とした「神道政治連盟」という団体が存在しており、混同されかねない。
 さらに「新党中道」だと短縮して「新中」となる。これでは「親中」と揶揄されることが予想される。

 公明党は結党以来、自他ともに認める「親中」政党として知られる。立憲民主党では岡田克也元外相が高市早苗首相の「台湾有事答弁」を引き出した問題で「中国のスパイ」呼ばわりされている。
 新しい政党の船出にあたり、そうした混同は避けるべきとして「中道改革」という名称となる模様だ。

 ただ、選挙前の数合わせの印象は拭えない。公明党は長らく与党として安全保障関連法制に賛成したが、立憲民主党は反対するなど、政策的な隔たりは大きい。新党と言いながら、新味は薄いのだ。
 自民党内からは長らく依存してきた公明党票が来なくなることへの懸念が強いが、
「親中政党の誕生で、中国にしっかりと対峙する高市自民党との色分けがすっきりした」(中堅議員)
 と歓迎する声が出ている。

(田中紘二/政治ジャーナリスト)

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