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記事全文を読む→MLBからはマイナー契約程度の小規模オファーだった…則本昂大「巨人のFA補強」で消える「岡本和真の譲渡金」
楽天イーグルスから海外FA権を行使した則本昂大の巨人入りが決まった。興味を示したメジャーリーグ球団はあったようだが、マイナー契約程度の小規模オファーとされ、「国内残留を決めた」との一報が出たのが1月13日。そこからわずか2日での巨人入りである。メジャーリーグとの交渉中も、巨人からのお誘いが頭の片隅にあったのだろう。
偶然かもしれないが、今回の則本の決断で、岩隈久志、田中将大と「楽天の歴代エース」は現役晩年を巨人で過ごすことになった。両球団の良好な関係性が感じられるが、則本はFA権を行使しての移籍だ。人的補償の発生を恐れる声も同時に聞かれた。
「楽天は人的補償を求めない、との見方がなされています。FA権行使といえば、楽天には辰己涼介もいます。辰己に興味を示す国内球団があったとの話はなく、FA宣言した東浜巨がソフトバンクに残留したように、辰己も楽天との契約更改に臨むことになるのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)
楽天の支配下登録選手を見ると、その辰己を合わせて69人。人的補償が行使されない可能性の根拠は「支配下枠70人」が全て埋まってしまうことにある。
「辰己と契約しない選択」もなくはないが、その時は楽天への球団批判につながりかねない。もっとも、辰己はポスティングを認めてもらえなかったことで、FA権を行使している。彼を「フリー」にしてやるのは楽天の親心とも解釈できるが、それでも人的補償を使って69人でキャンプインするのは「何かが起きてしまった」際の選択肢を狭めてしまう。
「巨人から届くプロテクト名簿を見ての判断ですが、プロテクトされなかった選手と辰己を比べたら、辰己と契約すべきでしょう」(前出・スポーツ紙デスク)
やはり人的補償が行使されない可能性のほうが高そうだ。
先発投手の補強が急務だった巨人にとって、経験豊富な則本の加入は大きい。ちなみに楽天の地元・宮城県の報道では「3年9億円」とあった巨人入りの第一報を「出来高込みで最大13億円」と否定している。
巨人は、同じくFA補強した松本剛とは2年総額2億5000万円(推定)で契約している。最大13億円の話が本当なら、岡本和真の譲渡金は1087万5000ドル(約17億円)と計算されているので、今回の則本獲得でそのほとんどが使われてしまったことになる。
(飯山満/スポーツライター)
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