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Posted on 2026年01月19日 07:15

ねこ芸能人も証言!「飼い主の帰りを待って死ぬ」ねこはそういう生き物だったという「新たな体験談」

2026年01月19日 07:15

 連れ合いの従姉Aさんが小脳と大脳の出血で倒れたのは、昨年3月のことだ。帰宅途中に体調が悪くなったので、必死の思いで自力で救急車を呼び、一命を取り留めることができたが、一時は生命の危機が迫る事態だった。

 お見舞いに行こうと思っていたのだが、コロナの時と同じように、家族でさえ極端に面会を制限している病院なので、ままならなかった。病状についてはAさんの家族や身内からちょくちょく聞くようにしていたのだが、正月にAさんからの年賀状が届いた。文字も文面もしっかりしていて、心底ホッとした。
 年賀状には電話番号もわざわざ書き加えてあったので、すぐに連絡してみた。Aさんはやはり思っていた以上に元気な様子で、言葉もはっきりしている。奇跡のような生還をお互いに喜びながら、迎えることができた新年だった。

 3月に倒れてからベッドでの生活が長引いたが、8月からリハビリを開始し、9月に退院することができたという。まだ左半身に麻痺が残っているため杖をつきながらの生活。ひとり暮らしは難しく、今は埼玉県内に住む息子の家に身を寄せている。

 ひとしきり話をして、Aさんが飼っていた猫の話題になった。Aさんの家には18歳になる老描がいた。倒れた時に猫がどうなったのか心配していたが、意識が戻ったAさんの頭に真っ先に浮かんだのは猫のことだったようだ。飼い主がいなくなって、猫はどうしているのか…。

 隣りの市には、Aさんの娘が住んでいる。彼女が毎日、自宅まで往復して、老猫にごはんをあげてくれたという。それを知ったAさんは猫のことを気にせず、治療とリハビリに専念できたそうだ。
 ちなみにAさん宅には地域猫がごはんを食べに来ていたが、その猫は前の家の住人が面倒をみてくれたそうだ。Aさんは言う。
「退院してから、息子のところに猫ちゃんを連れてきてもらったの。ごはんは娘があげてくれていたけど、寂しかっただろうと、思わず抱きしめました。私のことはすぐにわかって、前と同じようにスリスリしてくれた。安心しました」

 しかし、老描との生活は長く続かなかった。退院して2カ月後の11月。老衰で亡くなってしまったという。
「もう年だったから仕方がなかったけど、私が戻ってくるのを待っていたかのように逝ってしまって…。でも、看取ることができてよかった」
 長年、一緒に暮らした猫の死を悲しんだのはもちろんだが、自分を待ち続けた猫ときちんとお別れできたことが嬉しかったようだ。

 猫は死ぬ前、飼い主の帰りを待ち、最後に顔を見てから虹の橋を渡る。そのことは著名人のインタビューでも聞くことができた。俳優の平岳大さん、ムード歌謡グループ・純烈の白川裕二郎さんも、同じような体験を語ってくれた。
 2021年に死んだ我が家の猫も、飼い主の帰宅を待っていたかのように、息を引き取った。猫はそういう生き物のようだ。

(峯田淳/コラムニスト)

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