1963年11月22日、アメリカ・ダラスのテキサス教科書倉庫ビル6階から放たれた銃弾に倒れたケネディ大統領。犯人とされるオズワルドが身を潜めていた、いわば惨劇の最前線である「6階の窓」が、事件から63年の時を経てオークションに登場することに...
記事全文を読む→そのへんの「恋愛リアリティーショー」より格段にリアルで生々しい「有吉クイズ」の「芸人と女子アナ」男女6人旅物語
「社会のはみ出し者として生きてきた11人の男女が14日にわたって学校で共同生活を送り、衝突しながら本気(マジ)の愛を追求していく。日本初、ヤンキーたちの純愛リアリティーショー」
こんなフレコミで配信中なのがNetflixの「ラブ上等」だ。個人的に「恋愛リアリティーショー」なるものを、面白いと感じたことがない。「あいのり」「テラスハウス」「バチェラー・ジャパン」「今日、好きになりました」…。「リアリティー」と言いながら、作り物の匂いがするのが苦手な理由だ。
しかし、そんな私が面白いと思ったのが、先日放送された「有吉クイズ」(テレビ朝日系)の「メモドライブ独身男女篇」だ。この「メモドライブ」なる企画は「芸人やタレントが複数人でドライブや食事、プレイスポットを楽しむ。その間、思ったけど口に出さなかった(もしくは出せなかった)心の声を、番組側が用意したスマホにその場でメモすると、その文言がVTRのテロップに表記される」というもの。
今回は本企画初の男女混合だった。参加メンバーは兼近大樹(EXIT)×蓮見翔(ダウ90000)×渡辺隆(錦鯉)×イワクラ(蛙亭)×熊元プロレス(紅しょうが)×中川安奈(元NHKアナウンサー)の男3人と女3人の計6人だ。
1月11日放送の前編ではまず、兼近の運転でドライブする車内での6人が映し出された。車中、渡辺が「みんな独身だけど、イワクラは?」と質問。実はこのロケが行われたのは、伊藤俊介(オズワルド)との破局が公になる前だったため、イワクラの「先日、別れました」のひと言で微妙な空気に。
出だしこそ気まずい雰囲気だったが、助手席に座る熊プロが、兼近のハンドルを握る指に欲情したり、兼近から「いい女」と褒められて有頂天になったり。
その後に向かったゲームセンターでは、グーパーじゃんけんで男女ペアを作り、プリクラ撮影した時は、またまた熊プロが撮影ポーズのとり方で盛り上がったペア相手の蓮見を意識し始める。渡辺は渡辺で、2人で手を合わせてハートマークを作ったりしているうちに、ペア相手の中川を意識して「マジ恋」な気分に。バーベキューの買い出しの場面では、重そうなカゴを気遣ってくれた中川に、蓮見が好印象を抱く…などなど。
それぞれの思いが都度、スマホにメモされ、VTRと重なることで「そんなこと考えてたんだ」と当事者たちもあとから分かる。これがこの企画の見どころだ。いつの間にか恋愛リアリティーショーの様相まで呈してきて、皆の動向から目が離せない状態に…というところで終了した。
そして1月18日の後編は、いよいよバーベキューがスタート。しかしここで、急に場が乱れ始める。
自分が用意した料理に兼近と蓮見が文句を付けたり、「罰ゲーム」扱いしたことで、2人への気持ちが一気に冷める熊プロ。
渡辺はイチャイチャしながら食事をしている蓮見と中川に嫉妬心を燃やす。そんな様子を横目で見ているイワクラは、苦虫を噛み潰したような表情で、悪意と偏見をタラタラ。と、今までの楽しかった雰囲気はどこへやら、険悪なムードの中で本企画は終了した。
最後にそれぞれが1日の感想をメモする。「なんでこうなってしまったのか」という後悔や、参加メンバーへの怒りの言葉が躍る中、秀逸だったのが渡辺の「中川さんは男なら誰でもいいように感じる。もうこの6人で会うことはないだろう」というひと言だ。
誰も幸せにならない悲劇を笑いながら見せてくれた、今回の「有吉クイズ」。こっちの方がよほど、恋愛の不条理とリアリティーを感じさせてくれる。
(堀江南/テレビソムリエ)
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