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記事全文を読む→サッカー森保ジャパンの「W杯決勝トーナメント進出」が一気に怪しくなった「右肩下がり」急変チーム内情
ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックが閉幕した。
日本は過去最多24個のメダルを獲得し、毎日のように日本列島を賑わせてくれた。これからは大谷翔平が侍ジャパンに合流し、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)一色になるのだろう。
ただ、サッカーファンにとって今年は、ワールドカップイヤーである。ところがほとんど報道されることなく、ハッキリ言ってカヤの外。大した話題にもならない。おそらくWBCが終わるまで、ワールドカップに関する報道はほとんど見られないのだろう。
昨年12月に組み合わせ抽選会が行われ、日本はオランダ、欧州プレーオフB(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニアの勝者)、チュニジアのグループFに入った。今大会から参加国が48に増え、12に分かれたグループリーグの上位2チームが決勝トーナメントに進出。さらに各グループの3位チームの中で上位8チームも決勝トーナメントに進出できることから、日本の決勝トーナメント進出は確実視されてきた。
格下のチュニジアに確実に勝ち、オランダか欧州プレーオフを勝ち上がってきた国のどちらかに引き分け、勝ち点4で決勝トーナメントを決めるというのが大方の予想だった。
ところがここにきて、状況は変わってきた。まずオランダ代表は、1月にMFジャスティン・クライファート(ボーンマス)が膝の手術を受けた。昨季のプレミアリーグで12ゴールを決めて一躍注目を浴び、代表でも先発で起用されていただけに、オランダ代表にとっては痛い。ワールドカップには間に合うといわれるが、コンディションやパフォーマンスがどこまで戻っているかは未知数だ。
欧州プレーオフ組ではスウェーデン代表のFWアレクサンデル・イサクが昨年12月末、腓骨骨折の手術を受けた。イサクはニューカッスルからイギリス史上最高額の移籍金、約248億円でリバプールに移籍した逸材だ。
スウェーデンは3月のプレーオフをエース抜きで戦うことになるかもしれない。ポーランド代表のレジェンド、37歳のロベルト・レバンドフスキ(FCバルセロナ)は健在。今季も二桁ゴール決めている。
そんな中、日本が勝ち点3を奪わなければいけないチュニジア代表には、大きな変化があった。昨年末から今年にかけて行われたアフリカネーションズカップは、ベスト16で敗退。協会はサミ・トラベルシ監督を解任し、サブリ・ラムーシ氏が新監督に就任した。
チュニジア系フランス人で、2014年のブラジルワールドカップでコートジボワール代表の指揮を執り、日本を2-1で破っている。チームを大きく変える時間はないが、これまでの堅い守備をベースに、攻撃にスパイスを加えるぐらいのことはできる。
一方の日本代表は、南野拓実(ASモナコ)が昨年12月に左膝の前十字靭帯を断裂する大ケガを負ってしまい、ワールドカップ出場は絶望的と言われている。さらにキャプテンの遠藤航(リバプール)も足首を負傷。クラブは手術の可能性を示唆し、長期離脱は避けられない。久保建英(レアル・ソシエダ)も1月末の左足ハムストリングの筋損傷で、現在はリハビリ中。
このほかにも板倉滉(アヤックス)は先発を外されて、田中碧(リーズ・ユナイテッド)も監督からの信頼を得られず、出番が減っている。
今の日本代表に昨秋、ブラジルを破った時の勢いはない。どちらかというと、右肩下がりに落ちている。組み合わせ抽選が決まった際には「決勝トーナメント進出は問題ない」言われていたが、今は戦ってみないとわからない。そういう状況だ。
(渡辺達也)
1957年生まれ。カテゴリーを問わず幅広く取材を行い、過去6回のワールドカップを取材。そのほか、ワールドカップ・アジア予選、アジアカップなど、数多くの大会を取材してきた。
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