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記事全文を読む→50代は悶絶必至!「ラムネモンキー」に次から次へと登場する「ガッツリ刺さる当時のアレコレ」絶対に見るべし
視聴率こそ低迷気味だが、個人的には今期で1、2を争う面白さだと思っているのが、フジテレビの水曜10時枠で放送されているドラマ「ラムネモンキー」だ。
物語の主人公・吉井雄太(反町隆史)、藤巻肇(大森南朋)、菊原紀介(津田健次郎)は中学時代、映画研究部でカンフー映画「ラムネモンキー 炭酸拳」を夢中で製作していた。ある日、少年時代を過ごした町で白骨死体が発見された、というニュースを知る。これを機に37年ぶりに再開した3人は思い出話に花が咲く中、当時、憧れの存在だった顧問の女性教師が行方不明であることが判明。3人は曖昧な記憶を辿りながら、事件の真相を探ることにした……。
ざっくり言えば「中二病のおじさんたちによる、ミステリー要素のあるヒューマンコメディー」なのだが、出てくるワードがいちいち、こちらをくすぐってくるのだ。
例えば件の「行方不明となっている憧れの女性教師」のニックネームは「マチルダ」だし(「機動戦士ガンダム」のマチルダ・アジャンが由来)、中学時代の学年マドンナのニックネームは「ミンメイ」(「超時空要塞マクロス」のリン・ミンメイが由来)だ。
主人公3人がカンフーのポーズをキメる、ドラマのキャラクタービジュアルからして、映画「スパルタンX」のジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウが想起される(実際、彼らのニックネームも「チェン」「キンポー」「ユン」だ)。
ドラマタイトルになっている、彼らが中学時代に製作していた映画の「ラムネモンキー」からは、あの頃、誰もが石丸博也の吹替版を「ゴールデン洋画劇場」で見た翌日に「型」を真似した「酔拳」(ドランクモンキー)、「蛇拳」(スネーキーモンキー)、「笑拳」(クレイジーモンキー)といったカンフーコメディーが思い出される。
そうかと思うと「俺の兄ちゃんのイメージはさ『シェイプアップ乱』の宗一郎だ。乱ちゃんの着替えを覗き見している浪人生」なんてセリフが出たりする。こんなの「『キン肉マン』や『魁!!男塾』でもかろうじてなのに『シェイプアップ乱』って何だよ!」という若者には意味不明だろう。
おそらくその辺が、視聴率で苦戦している要因かもしれない。しかしだからこそ、中年世代にはガッツリ刺さりまくるのだ。
直近の3月4日放送回では、映画研究部で4人目の部員だった「黒江恵子」役で水野美紀が登場し、カンフーアクションを展開した。最近の水野といえば、トークバラエティー番組で面白エピソードを語る飾らない姿や、昨年のNHK大河ドラマ「べらぼう」で演じた、吉原の老舗女郎屋の女将・いね役での「眉無し」姿(実際に眉を剃り落としていたそう)が印象的。とはいえ、50代からすれば、スーパーファミコン用ソフト「ストリートファイターⅡ」のCMで演じた春麗(チュン・リー)なのだ。ゆえにこの起用はもう明らかに狙っているし、大正解である。
同世代の「現役」はもちろん、「かつての」オタクの方々は、今からでも遅くはないから「ラムネモンキー」を見ることをお勧めする。ちなみに最新回は3月11日まで「TVer」でも見られるので。
(堀江南/テレビソムリエ)
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