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Posted on 2026年04月09日 11:15

日本相撲協会「弟子暴行」伊勢ケ浜親方の処分決定…不祥事で必ず登場する「鳥取城北高校OB」のモンゴルルートと昭和方式

2026年04月09日 11:15

 日本相撲協会が都内で臨時理事会を開き、4月9日午後に伊勢ケ浜親方(元横綱・照ノ富士)の処分を決める。弟子の伯乃富士に暴力をふるったことで、相撲協会は「春場所の休場措置」をとった。
「それでも部屋での稽古指導はできるという中途半端なもので、伊勢ケ浜親方は場所中も大阪にいました」(相撲担当記者)

 春場所を休場措置とした理由は、親方による弟子への暴行という、本来なら解雇もありうる即アウトの大問題だったが、伊勢ケ浜親方が自ら申告したことで事態が表面化した。

 伊勢ケ浜親方と伯乃富士はともに、強豪の鳥取城北高校からプロ入りしている。同校は徹底的に鍛え上げる「昭和型の稽古」で、現在の地位を築き上げた。
 他の強豪校との違いは、2000年代前半から開拓した、モンゴルのスカウトルートだ。その中心にいるのが、相撲部の総監督でもある石浦外喜義(ときよし)理事長。
「本人も日本大学相撲部の出身で、プロを目指したものの、挫折した。1986年に鳥取城北高の保健体育教師に着任して以降、相撲部を指導してきましたた」(前出・相撲担当記者)

毎日3キロ以上の食事と厳しい稽古の寮生活

 体重を増やす、そして技巧派ではなく圧力重視の攻撃相撲。これが基本方針だ。プロの力士を徹底して育成するスタイルは、まさに「虎の穴」そのもの。
「相撲部の稽古場と厨房が隣接しており、部員は寮生活です。1日1人4000キロカロリー以上、ちゃんこ鍋を中心にして毎日3キロ以上の食事と厳しい稽古が基本です。その光景はまさに、昭和の相撲部屋そっくりですよ」(相撲協会OB)

 モンゴルでその指導方法に感銘にしたのが、元横綱・白鵬の父(ジグジドゥ・ムンフバト氏)だ。モンゴル初の五輪金メダリストとして、多くの有望株を石浦理事長に紹介した。
「ムンフバト氏は、息子の白鵬も鳥取城北高に入れたかった。ところがその直前に、宮城野部屋への入門が決まってしまっていたのです」(前出・相撲協会OB)

 日馬富士、貴ノ岩、そして伊勢ケ浜親方と、鳥取城北高へのレールを敷いてきた。プロ力士を輩出した実績は間違いないが、ここ最近の相撲界での不祥事に必ず登場するのが「鳥取城北相撲部OB」という事実がある。伊勢ケ浜親方の処分には、そんな側面もあるのだ。

(小田龍司)

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