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記事全文を読む→佐藤誠「取調室の裏側」〈気楽に自転車にも乗れないのか。罰金制度導入で市民の怒り爆発〉
4月1日から自転車の交通違反に対して「青切符」が施行され、街の景色が一変した。今回の法改正により、16歳以上の運転者には反則金の支払いが義務づけられることに。最高額となる「ながらスマホ」は1万2000円、「信号無視、逆走」が6000円、「イヤホンの使用、傘さし運転」は5000円—実に対象となる違反は113種類にものぼる。
はっきり言って、「愚策」だ。現場を知らない警察庁の上層部が机上の空論で描き出したとしか思えない。実際に自転車事故は多発しており、その理念自体は否定しない。だが新制度を導入するなら「順番」が逆だ。
原則車道通行を強いるならば、走行環境の抜本的な整備を行い、ルールを徹底するための講習や教育を行うのが筋である。その上で段階的に罰則を取り入れるのが正しい手順。それなのに「見切り発車」で安全への配慮を置き去りにして、罰金の徴収だけが先行している。
その「徴収ありき」の姿勢の裏で、自転車が新たな「ターゲット」に選ばれた背景には、自動車やバイクに比べて容易に交通違反を摘発できるという思惑があるのではないか。警察の上層部は表向き「ノルマ文化」を否定する。だが実態は、月間の検挙件数や署別ランキングといった、数値目標の達成が現場に重くのしかかっている。
その歪な構造を実証した一例が、2月に明るみに出た前代未聞の不祥事だ。神奈川県警第二交通機動隊が、実に約2700件に及ぶ不正交通違反取締りを行った。もはや交通安全が目的ではなく、実績作りのための取締りが常態化していることが露呈した。
普段から警察は効率よく摘発できる場所を「ドル箱道路」や「漁場」と呼び、網を張る。対照的に自転車の取締りに場所は関係ない。運転中のながらスマホどころかイヤホン運転を見つけるのは造作もなく、今や街全体が巨大な「漁場」に変貌した。市民にしたら、「どの口がルールを守れと言っているんだ」と吐き捨てたくもなる。
そもそも自転車事故の根源は、個人のマナー以前に道路構造そのものが抱える「欠陥」があまりに大きい点だ。都心部の路肩は切り立つ断崖の登山道のごとくに狭く、そこに路上駐車が列をなしている。国はインフラの不備を棚に上げ、すべての責任を個人に転嫁しようとしている。
歩道の通行に関しても、車道が客観的に危うい場合は、「やむを得ない」と判断される。その「危険」の定義が曖昧で、現場の警察官の胸三寸に委ねられれば、各地で「やった、やらない」の水掛け論が巻き起こるのは必定だ。
自転車の「青切符」導入は全国で不毛な混乱と警察批判を巻き起こし、制度の見直しを余儀なくされるのは、時間の問題だろう。俺だって警察官の顔色を見ながら、トラックの脇を走るのは怖い。自転車ぐらい気楽に乗せてほしいものだ。
佐藤誠(さとう・まこと)警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係、通称「サツイチ」の元取調官。1983年、警視庁入庁。2004年に捜査一課に配属。『伝説の落とし屋』と呼ばれる。「木原事件」で木原誠二氏の妻・X子さんの取調べを担当。2022年に退官。
佐藤誠の相談室
https://satomakoto.jp/
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