14年ぶりに「踊る大捜査線」シリーズの最新作が公開される。新宿・歌舞伎町のライブカメラには、織田裕二扮する青島俊作がお馴染みのモッズコートにスーツ姿で走る撮影の様子が映り、話題になった。「踊る―」が放送された97年以降、熱血刑事の主人公に憧...
記事全文を読む→取調室の裏側
警視庁の根幹を揺るがす不祥事が起きた。「匿名・流動型犯罪グループ」、通称「トクリュウ」である、国内最大級のスカウトグループ「ナチュラル」を5年以上捜査する中、身内に「スパイ」が発覚した件だ。今年1月、逮捕に向けてコウカク(行動確認)をしてい...
記事全文を読む→今年の上半期に全国で懲戒処分を受けた警察官・職員の数は、過去10年間で最多のペースを記録した。下半期になっても不祥事は相次ぎ、9月に発覚した佐賀県警の「DNA型鑑定の不正行為」に至ってはどこまで影響が広がるのか不明なほど悪質だ。同県科学捜査...
記事全文を読む→高市政権が発足し、国家公安委員長に赤間二郎氏が起用された。個々の警察活動を直接指揮する権限はないが、組織の方針や人事には影響してくる。就任会見で「大川原化工機の冤罪事件」などを取り上げ、「警察への信頼が揺らいではならない。再発防止を徹底する...
記事全文を読む→これまで数え切れない殺人犯と取調室で対峙し、いつしか「伝説の落とし屋」と呼ばれた。「落とし」の「原点」になったのは、サツイチに配属されて1年ばかりの90年に綾瀬署管内で起きた殺人事件だった。被害者は頭部が陥没して血だらけで倒れているところを...
記事全文を読む→この季節に思い出すのが、半袖1枚しか持っていなかったホシのこと。震えていたのを見かねて取調室でジャンパーを貸したら利益供与を疑われ、裁判所まで呼び出されたっけ。そんなことが脳裏をよぎる秋だが、大きな組織改編が発表された。警視庁組織犯罪対策部...
記事全文を読む→7月の参院選や今回の自民党総裁選、次の選挙でも「外国人政策」は大きな争点になるだろう。不良外国人の傍若無人な振る舞いに日本人は堪忍袋の緒が切れる寸前。最大の不満点は凶悪犯罪でも「不起訴」で片づけられる問題だろう。例えば、5月に埼玉県三郷市で...
記事全文を読む→今回は「警察と政治」をテーマに取り上げる。警察は政権与党と持ちつ持たれつの関係を築き、政治家が不祥事を起こせば、「政治の圧力」ではなく、「自主的」に行動する。命令や忖度には因果が内在するが、自主的な場合は問題が露呈することがないので調べよう...
記事全文を読む→前回、23年7月に「週刊文春」が報じた「木原事件」について紹介したが、俺が憤怒したのは、警察上層部のふざけた対応だった。事件の概要はこうだ。06年4月10日未明、東京都文京区の住宅で安田種雄さんが不審死した状態で発見された。しかし管轄の大塚...
記事全文を読む→初めに伝えておくと、俺の刑事としての経歴は特殊だ。警視庁の精鋭が集まり、花形と呼ばれる捜査一課に18年間在籍し、「取調官」一筋で退官した。そのきっかけは、03年に小平署の強行犯捜査係にいた時、元恋人に復縁を迫られた女性がコンビニに逃げ込み、...
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