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記事全文を読む→佐藤誠「取調室の裏側」〈取調室でホシと漢字の勉強会。時効成立直前に「完落ち」した〉
これまで数え切れない殺人犯と取調室で対峙し、いつしか「伝説の落とし屋」と呼ばれた。「落とし」の「原点」になったのは、サツイチに配属されて1年ばかりの90年に綾瀬署管内で起きた殺人事件だった。
被害者は頭部が陥没して血だらけで倒れているところを道路で発見された。検死の結果、腹部と背中を刺されていることも判明。現場近くの川べりの草むらには、捨てられた果物ナイフが見つかっていた。
やがて現場近くに暮らす喧嘩っ早さで有名な男が捜査線上に浮上する。任意での取り調べが行われたが、男の自供が得られずに立件は見送られていた。
それから事件が動いたのは、05年のこと。冷凍保管してあった血液を再度鑑定したところ、男のものと一致。そこで俺は初めてその男を取り調べた。問題はDNA型鑑定だ。刃物の柄に付着した血液が男のものでも、投げ捨てられていたので、口を割らせて「完落ち」させるしかなかった。
発生から15年が経とうとして、時効成立まで時間がない。しかし、男は「知らねぇ」の一点張りで犯行を否定。課長はホシだと断言するが、さすがにお手上げだと思った。
膠着状態が続き、少し休憩することに。そのとき、ふと男が漢字を書けないことが脳裏をよぎった。試しに自分の名前を書かせてみる。やはり書けなかった。
「それなら一緒に練習してみないか。名前を書けないのは困るだろう」
男は素直に応じ、取調室で漢字の勉強会が始まる。正直、苦し紛れで何の狙いもないまま、「耳」や「口」と漢字を教えていく。お手本を真似して、男は何時間も一生懸命に練習した。書けるようになると、安堵した笑顔を浮かべたのを覚えている。
それから数日後、男は唐突に話し始めた。
「俺が刺したんだ」
これには内心驚きながら、凶器のナイフについても聞いた。
「川のところにひょいって捨てた。今はその川には小屋みたいのが建っている」
確かにその場所には東屋が建てられ、犯人しか知らない「秘密の暴露」だ。
警察が作る参考人供述調書は証拠として認められないことが多く、検事にも同じ供述をするのかが鍵になる。時効直前の事件に、地検の副部長が自ら対応した。本来は担当検事が取る調書を、決裁をする副部長が取るのは異例なことだ。
さらに信じられない光景だったのは男が同じ内容を供述した後、副部長が「敬服します」と言って、わざわざ俺に頭を下げたこと。
男は俺のことを先生や恩人だと思い、口を開いたのかもしれない。漢字練習で突破口を切り開いたのはこれっきりだが、ホシに対して上から目線で居丈高な態度を取らないことの大切さ。常に名前で語りかけ、人として対等に向き合う基本的な「調べの姿勢」を学んだ事件になった。
佐藤誠(さとう・まこと)警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係、通称「サツイチ」の元取調官。1983年、警視庁入庁。2004年に捜査一課に配属。『伝説の落とし屋』と呼ばれる。「木原事件」で木原誠二氏の妻・X子さんの取調べを担当。2022年に退官。
佐藤誠の相談室
https://satomakoto.jp/
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