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記事全文を読む→【エリザベス女王杯の大ヒント】実質「準GⅠ」で人気薄も格下も関係なし!目を皿のようにして観察すべき「出走直前の全ポイント」
今年のエリザベス女王杯(11月16日、京都・芝2200メートル、3歳以上牝馬)は、どの出走馬にも等しく優勝のチャンスがある、超大混戦GⅠレースの様相を呈している。
なにしろGⅠ勝ちの実績があるのは、ステレンボッシュとレガレイラの2頭のみ。その両馬にしてからが、その後のGⅠ戦線で凡走を繰り返すなど、信頼度はイマイチの域を超えていない。まさにGⅠとは名ばかりのメンバー構成なのだ。
このような準牝馬GⅠを読み解くカギは、どこにあるのか。そこで思い出していただきたいのが「牝馬は格より調子」という競馬金言である。さらに言えば、移ろいやすい女性の心を言い表した「女心と秋の空」という諺も、今回は大いに役立つだろう。
牝馬は牡馬に比べて気性が繊細であり、メンタルや体調の消長が激しいとされる。そのため、いったん崩れると立て直しは極めて困難となるが、調子が上昇してきた時の破壊力はまさに絶大で、格上の相手をアッサリと負かすことが少なくないのだ。
したがって今回、最も注目すべきは「出走各馬の気配」ということになる。具体的には「パドック」や「返し馬」や「輪乗り」などでの各馬の気配を、入念にチェックすることが肝要となる。目を皿のようにして観察すべきは、以下の点だ。
●パドックで大量の発汗をするなど入れ込んでいる馬、逆にしばしば物見をするなど集中力を欠いている馬、後肢の踏み込みが甘く前肢とのバランスが悪い馬、極端な馬体増や馬体減で出走してきた馬などは、人気上位でも凡走の可能性が高い
●本馬場入場後、返し馬にスムーズに入ることができない馬、ツル頸になるなどして折り合いを欠いている馬、鞍上の指示を無視して口を割り続けている馬、返し馬を穏やかに終了できない馬などは、これらの不安材料がレースで露呈する可能性が高い
●発走直前の輪乗りで発汗や入れ込みが一段と激しくなっている馬、発汗や入れ込みはないものの急に落ち着きを欠き始めた馬などは、レースでの凡走確率がさらに高くなる
というわけで、締め切り直前までの入念なチェックが、馬券の勝敗を左右することになる。逆に言えば、上記のネガティブポイントをクリアしている馬は、人気がなかろうが格下であろうが、アッと驚く激走の可能性を大いに秘めているということだ。
今年のエ女王杯は、競馬ファン個々人の「気配を見抜く目」が試される一戦となるだろう。
(日高次郎/競馬アナリスト)
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