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記事全文を読む→W杯2カ月前のコーチ入閣!森保ジャパンに中村俊輔を呼んだのは「世界基準」と「次の監督人選がまるで白紙」だから
サッカー日本代表のコーチィングスタッフに中村俊輔氏(元J2横浜FCコーチ)が入閣した。W杯が2カ月後に迫ったこの電撃人事には、多くの事情がある。
W杯直前のコーチ入閣は極めて異例だが、森保一監督にとっては既定路線だった。
「前回のカタール大会後に代表監督続投が決まって、(中村)俊輔にコーチ就任のオファーをしているんです」(日本サッカー協会関係者)
森保監督からのラブコールを受けたものの、中村氏はJ2横浜FCとのコーチ契約を延長していた。
「これで一時、断念した」(前出・サッカー協会関係者)
というわけだ。
森保監督のウィークポイントは、
「代表歴こそあるが、海外移籍の経験がない。就任当初からこの点で、欧州組の主力からは『世界基準を知らない監督』として認識されていました」(古参のサッカー担当記者)
入閣を断念した森保監督は、W杯初出場の際の背番号10番で、現役時代にイタリアリーグでのキャリアがある名波浩コーチを抜擢。
「名波・俊輔の代表10番コンビで、チームを動かしていく構想でした」(前出・サッカー担当記者)
それでも海外組との溝は完全に埋まらず、2大会連続W杯で代表主将だった長谷部誠コーチを入閣させた。
中村コーチ抜擢のもうひとつの理由は「ポスト森保」にある。日本代表監督は技術委員会が主導して、最終的には日本サッカー協会(JFA)のトップである宮本恒靖会長が「承認」する形をとるが、技術委員会では前委員長(影山雅永氏)が海外出張時の児童ポルノ閲覧で解任。後任がなかなか決まらず、代表チームを統括する山本昌邦ナショナルチームダイレクター(ND)が兼任した。
宮本恒靖会長は協会内部にも海外にも「人脈なし」
「実は3月で山本さんの兼任が解かれる予定でした。しかし人材難で後任がおらず、続投しました。代表監督の後任は各国ともに大会前からリストアップするのが通例ですが、全く白紙の状態なのです」(前出・サッカー協会関係者)
代表監督選考に難航した際、当時の川淵三郎会長が鹿島のジーコ氏に白羽の矢を立てたことがあったが、
「宮本会長にはその若さもあって、JFA内部にも海外にも、代表監督の人選に関する人脈がありません」(前出・サッカー協会関係者)
森保監督は「代表戦があるたびに、いつでも身を引く準備はできています」と話し、W杯後の「続投」の意思は微塵も見せていない。JFAの体制にしびれを切らした、中村コーチ入閣だったというわけだ。
(小田龍司)
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