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記事全文を読む→あなたの家族や部下は大丈夫?「西日本シティ銀行」女性行員が「顧客の金融資産情報」動画を流した「スパイ型アプリ」のヤバさ
西日本シティ銀行(福岡県福岡市)は4月30日、X公式アカウント上で、7人の顧客情報が流出したとして謝罪した。
顧客情報が流出したのは4月29日。フランス発の「盛らないSNS」BeReal(ビーリアル)上に、西日本シティ銀行の下関支店内(山口県下関市)で撮影したと思われる動画が4本、アップロードされた。
祝日のため空席が目立つ執務室を撮影した動画には、行員と思われる若い女性の自撮りのほか、同僚やパソコン画面、さらに「4月の営業目標」と書かれたホワイトボードの営業実績と契約件数、顧客名と融資額までがバッチリ映っていた。
金融資産の個人情報を漏洩された顧客らが集団訴訟を起こせば、賠償額は数千万円から億単位にのぼることが考えられ、金融庁の行政指導は確実。なぜ女性行員はやらかしたのか。
問題は行員が使っていたアプリ「Be Real」にある。これは2019年にフランスのITベンチャーが開発、翌2020年に海外リリースされたSNSアプリだ。Instagramのように写真を盛る必要はなく「若者のリアルな生活」を投稿する手段として、日本国内ではコロナ禍の2023年に10代、20代を中心に、爆発的に利用者が広がった。
公式発表によると、2026年4月現在の利用者は推計500万人で、10代20代が顧客の85~90%を占めている。
他のSNSと決定的に違うのは、ユーザーが好きな時に好きな写真をアップする仕様ではなく、Be Real運営に完全支配されている点だ。1日1回、Be Realからランダムに通知が送られてきて、これを受け取ってから2分以内にスマホの前後カメラで同時撮影し、未修整写真をアップしなければならない。
2分以内に投稿できなければ、アプリ運営から「You can't view your friends' BeReal or the Friends of Friends feed until you've posted yours. Fair's fair!」(投稿するまで友達、あるいは友達の友達の今日のBeRealは見られない。これが公平!)と、投稿を強要するメッセージが表示される。自分が写真を投稿しないと、友人や他の人の投稿も見ることができないペナルティーが課されるのだ。つまり同調圧力を利用し、友人同士を監視させるスパイ型アプリ、ということになる。
「子供や若者を狙った犯罪アプリ」の指摘が!
おまけに写真と位置情報が紐付けされており、未成年は保護者の同意なくインストールとアカウント登録が可能。保護者がプライバシーや利用を制限できる仕様ではなく、未成年フィルター機能もないため、Be Realは子供や若者を狙った犯罪アプリだ、との指摘がある。
事実、Be Realをめぐっては、10代の子に卑猥な画像が送られてきたり、子供たちへの猥褻画像撮影の強要、投稿をめぐって仲間はずれやイジメが起きる、ストーカー被害に遭う…などのトラブルが起きている。
冒頭の西日本シティ銀行の動画には、ベテラン行員はひとりも映っていない。銀行内を撮影、動画を拡散すればどうなるか想像もつかないZ世代ばかり。管理職も親も、まさか部下や娘がスパイ型アプリを使っていることなど、知るよしもなかっただろう。
パワハラ、モラハラと罵られてもいい。子供や部下のスマホからBe Realを消しておかないと、思わぬ「Be Realテロ」が降りかかかもしれない。
(那須優子)
アサ芸チョイス
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