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記事全文を読む→「ザ・ぼんち」がぶっちゃけた「儲け損ねた話」漫才ブームのギャラは「ビートたけしの10分の1」80万枚大ヒット「恋のぼんちシート」で大失態
関西で最も歴史がある漫才コンテスト「第61回上方漫才大賞」大賞を、今年4月に受賞したザ・ぼんち(ぼんちおさむ、里見まさと)が、カネの話をぶっちゃけた。
5月27日放送の「これ余談なんですけど…」(ABCテレビ)で漫才人生を振り返る中、1980年代前半の漫才ブーム当時に言及したのである。
ザ・ぼんちは1981年の「第16回上方漫才大賞」大賞も獲得しており、今年は45年ぶりとなる二度目の受賞だった。前回の受賞時は漫才ブームの真っ只中。テレビ番組「THE MANZAI」(フジテレビ系)や「花王名人劇場」(関西テレビ)をきっかけに漫才師がアイドル的人気を博し、そのブームを牽引したのがザ・ぼんちのほか、ツービート、B&B、島田紳助・松本竜介、のりお・よしおなどだった。
そんな熱狂の時代を振り返ったザ・ぼんちは、漫才ブーム時のギャラについて聞かれると、
「B&B、ツービート、ぼんち。生意気やけど、ぼんちはいちばん忙しかってん。僕ら大阪やから。劇場も映画もなんでも細かい仕事を全部やらなアカン。ちょっとギャラには自信があったんや」
おさむはそう言って、トイレでの逸話を明かしたのである。
「たけしさんと洋七と俺と並んで、おしっこしてた。それでギャラの話をするわけや。『たけちゃん、いくらぐらいあるの?』『5億』『洋七は?』『4億5000万』。それで俺、その話聞いて(自分は)とんでもない少ない金額やから、おしっこ飛ばしてもうた。ケタが違うねん、ゼロが違うねん。(たけしが)5億円やったら、俺は5000万や」
まさか売れるとは思わず30万円の「原盤権」買い取りを断ったら…
当時出した歌「恋のぼんちシート」(1981年)が80万枚も売れたことに触れ、印税を楽しみにしていたのにまるで入らなかったと告白。そのウラ事情は…。
おさむによると、「ぼんちシート」を出す前にレコード会社から吉本興業に「原盤権を買わないか」と持ちかけられた。原盤権を持つ人は、音源が使用されるたびに報酬を受け取るのだが、「ぼんちシート」が売れるとは思っていなかった吉本は、30万円だった原盤権の買い取りを断ったという。
しかし結果は想定外の大ヒット。
「30万円をケチったたために3億、4億損してる」
おさむはそう言って、残念がったのである。
まさとは今でも年に3、4回「恋のぼんちシート」を歌うことがあるが、曲を流す際には、原盤権を持っているレコード会社に吉本がお金を払っていることも明かしている。
自分の曲を歌うのにお金を払うとはなんとも皮肉だが、「逃した魚は大きい」とはまさにこのことだろう。
(鈴木十朗)
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