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記事全文を読む→【サッカーW杯開幕】「大っ嫌いだよ、岡田さん!」北澤豪がぶっちゃけた「世紀の落選通達」密室でのやりとりと「三浦カズの部屋事件」
サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会が日本時間12日早朝に開幕したが、Jリーグ創成期にヴェルディ川崎で活躍した北澤豪氏、武田修宏氏が「封印されたエピソード」をぶっちゃけた。
北澤氏が切り出したのは、1998年に日本がW杯初出場を果たした際、スイスで行われた直前合宿で岡田武史監督から落選を告げられた時のことだ。
1998年フランス大会に出場する日本代表メンバーは、直前にスイス・ニヨンで行われた合宿に参加した25人の中から選出された22人。外されたのは三浦知良、北澤氏、そして市川大祐氏だった。当時の岡田監督が、集まった報道陣に言い放った「外れるのはカズ、三浦カズ」という言葉はあまりにも有名だ。
6月10日放送の「これ余談なんですけど…」(ABCテレビ)で、北澤氏はまず、岡田監督から落選を伝えられた時の様子を明かした。
「お昼12時までにメンバーを決めるから、12時までに電話がかかってきた人は自分の部屋に来るように、って言われてた。12時ちょっと過ぎたぐらいに、電話がかかってきた。もう俺じゃないなと思って電話に出たら、岡田さんが泣きそうな雰囲気で『部屋に来てくれ』みたいな。それでもまだ外れると思ってなくて、部屋に行ったら開けた瞬間に目を合わさないから、これは俺なのかなと…」
理由を聞くと、システムを考えた上で「ポジションがないから外すことにした」と説明され、一応は納得して部屋から退出。しかし内心はというと、
「ぶっ飛ばしてやろうかな、と思いましたけど」
自分の部屋に戻ってから下に降りていくと、三浦の部屋がざわついていたという。
「部屋に行ったらゴンちゃん(中山雅史)と井原(正巳)さんがいて、止めてるんですよ。カズさんはもう、帰り支度してる。『自分たちだけでフランスに入っていけないから、一緒に行きましょうよ』みたいな。(三浦は)『いやいや、俺達は迷惑がかかるから外れて帰りますよ』って。2人とも泣いて止めに入ったりして」
「そういう世界で生きてきてるから」
日本でまさかの落選ニュースが大きく報じられていた時の心境を問われた武田氏は、こう振り返った。
「18歳から読売クラブで1年契約して何人もクビになったり、そういう世界でずっと生きてきてるんで。同じヴェルディで『え~っ?』というのはあったけども、そういう世界で生きてきてるから」
これに北澤は驚きを隠さない。
「でもさ、カズさんはないっしょ!? 俺はともかくさ、ブラジルから帰ってきてさ、あれだけJリーグ盛り上げといてさ、カズさん外す!?」
そして北澤氏は、W杯への思いを次のように語ったのだった。
「子供の頃から憧れてるし、あの舞台に立てるんだって。その前にドーハの悲劇(1993年)があったじゃないですか。それからの4年間って、ほとんどサッカーのことしか考えないで積み上げてきたのに、(予選の)途中で呼ばれて岡田さんを助けた部分もあったのに…。大っ嫌いだよ、岡田さん!」
北澤は思い切りぶっちゃけて、スタジオを笑いで包む。冗談まじりとはいえ、今でも悔しさを隠さない。それほどサッカー選手にとって、W杯に出るか出ないかは大きいのだろう。
(鈴木十朗)
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