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記事全文を読む→【サッカーW杯】チュニジア戦の視聴率30.2%…地上波テレビが放映権料3億円払って「黒字にならない」シビアな事情
森保ジャパンが4-0と圧勝したサッカーW杯チュニジア戦(6月21日)のテレビ視聴率に悲喜こもごもの声が上がっている。
平均世帯視聴率は30.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったが、
「40%は超えると思っていた」(日本サッカー協会関係者)
この試合の地上波放映権を獲得したのは日本テレビだ。国際サッカー連盟(FIFA)は、今大会の日本国内での放映権契約料(非公表)を、過去最高額となる総額300億円以上に設定した。これをDAZNとNTTドコモが共同取得。NHK、日本テレビ、日本戦の決勝トーナメント初戦を放送するフジテレビも取得した。
1試合の金額はというと、
「公表はされていませんが、全試合を放送する日本テレビとフジテレビは3億円以上を支払っているはずです」(サッカー担当記者)
日本テレビは2018年大会以来、2大会ぶりの日本戦中継だが、フジテレビは前回カタール大会でも放映権を取得した。
「FIFA側に支払う放映権料は確かに高いです。それでも放送したいという意地ですね。もちろん、ビジネス的には黒字にはなりません」(フジテレビ関係者)
少しでも視聴率を取りたいがために、多くのタレントを現地に派遣する。日本テレビは20歳頃まで本気でプロサッカー選手を目指していた俳優・竹内涼真を起用。
「竹内は日本テレビが出資していた東京ヴェルディの下部組織でプレーしていました。忖度のニオイしかしなかった」(民放局関係者)
視聴率とは無縁のはずのNHKは、元日本代表の本田圭佑を解説者に抜擢している。
「お笑いタレントまで現地に派遣するのは、日本だけの文化ですね。他国ではありえない」(前出・サッカー担当記者)
それでもW杯のテレビ放送スタイルは、この流れがすっかり定着している。
今年の「箱根駅伝」復路と同じ数値だった
日本テレビがチュニジア戦で叩き出した30.2%という視聴率は、テレビ局にしてみれば、可もなく不可もなくという数字だ。今年1月3日に放送した「第102回東京箱根間往復駅伝競争」の復路の視聴率と、奇しくも同じ値になった。
8大会連続出場の日本代表にあって、地上波放送の歴代視聴率ベスト3は2002年の日韓大会・ロシア戦(66.1%)、2018年ロシア大会・ポーランド戦(44.2%)、2022年カタール大会のコスタリカ戦(42.9%)だ。1位と2位はフジテレビ、3位はテレビ朝日である。
日本テレビは今回もベスト3入りを逃した。チュニジア戦は日曜日の午後とあって、バブリックビューイングがどの会場も大盛況。参加した日本代表OBは、
「テレビ観戦では味わえない、すごい盛り上がりでした」
応募者多数の抽選制になった会場もあったという。
(小田龍司)
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