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記事全文を読む→三菱自動車が緊急警告!車内の「USBポート刺しっぱなし」が悲劇と出費を招く「意外な盲点」
夜、自宅の駐車場に車を停めた。ライトは消した。半ドアもない。ところが翌朝、スタートボタンを押しても計器は沈黙したまま。心当たりがないだけに、たちが悪い。原因はまるで気に留めていなかった、USBポートの「挿しっぱなし」かもしれない。
三菱自動車お客様相談センターが公式Xで注意喚起したのは、給電機能を持つUSB機器を車に接続したままにする行為だった。車種によっては電源OFF後も機器側から車両へ電気が流れ続け、本来切れるはずの車載コンピューター電源が切れなくなる場合があるという。連動して別のコンピューターも起きたままになり、バッテリー上がりやシステム不具合の原因になりうるとしている。
三菱が対象として挙げるのは、スマートフォンやモバイルバッテリー、Bluetoothトランスミッターなど。今や車内にひとつはある機器だ。
ただ、これはUSBだけの話ではない。今の車はエンジンを切っても、完全には眠らないからだ。車種によっては一部の電装品や車載システムが、待機電力を使い続けている。そこに後付けの機器が加わる。駐車監視モードのドラレコ、USB給電のワイヤレスCarPlayアダプター、車種や接続方法によっては常時電源となるOBD機器、充電したまま忘れたモバイルバッテリー。言われてみれば自分の車にもひとつやふたつ、刺しっぱなしのケーブルがあるような…。
JAFの2025年度ロードサービス出動理由の1位はバッテリー上がりで、四輪・二輪合計99万7116件、実に全体の43.17%を占める。これは過放電と破損・劣化の合算で、主因はライトの消し忘れやバッテリー劣化とされる。
後付け機器が原因となった件数までは不明だが、待機電力が積み上がった状態は、バッテリー上がりの引き金になりうる。しかも非会員が昼間にJAFへ応急始動を頼めば、自宅の駐車場でも料金は2万1700円。うっかり一発で払うには、高すぎる授業料だ。
取扱説明書に書かれた「始動できなくなるおそれがある」
では電気自動車なら無縁かといえば、そうでもない。トヨタが2025年度下半期の電気自動車国内販売台数No.1と謳うbZ4Xには、LN1型・容量45Ahの12V補機バッテリーが積まれている。取扱説明書には「補機バッテリーが上がると、EVシステムを始動できなくなるおそれがある」と明記され、その際はブースターケーブルと12Vバッテリー付き救援車で始動する手順まで載っている。
床下に巨大な駆動用電池が満タンで眠っていても、車の頭脳を起こす小さな12Vが死ねば、走り出せないのである。事実、JAFの電気自動車がらみの出動理由で、過放電バッテリーは2位に入っている。ガソリン車もハイブリッドもEVも、12Vが急所になりうる点は同じなのだ。
車内が便利になった分、見落としやすいリスクは増えた。今や運転中と同じく気を配るべきは「駐車中の電気」。対策そのものは拍子抜けするほど単純で、車を降りる際に給電機能のある機器をポートから外す。それだけで翌朝の悲劇はだいたい避けられる。今夜、車を降りる前に、ポートに何か刺さっていないか、確かめてみてほしい。
(ケン高田)
アサ芸チョイス
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