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記事全文を読む→サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論〈ロードフォアエースは絶好の条件〉
お盆が過ぎ、夏のローカル競馬も終盤を迎えるが、暑さは下火とはいかない。30度超えの日々が続く中、競馬はなかなかの熱戦が繰り広げられている。
8月23日㊐に札幌で行われるキーンランドCは、今年で21回目と歴史の浅い重賞だが、今秋最初のGⅠスプリンターズSをにらむスピード自慢が顔をそろえるとあって、ファンの注目度が高い一戦だ。
今年は昨年のスプリンターズSを制したウインカーネリアン、NHKマイルCを勝ち、昨年のこのレースの覇者でもあるパンジャタワーを筆頭に、ハイレベルのスピード競馬が堪能できそうだ。
まずは、過去のデータを見てみよう。
これまでの20年間で、馬単による万馬券は4回(馬連は2回)。1番人気馬は4勝(2着5回)。2番人気馬は5勝(2着6回)。1、2番人気馬によるワンツー決着は2回。
そう大きく荒れることはなく、言わば中穴傾向の重賞とみることができるが、涼しい北海道での競馬とはいえ、やはり暑さに強い牝馬の活躍が目立つのが一番の特徴ではないだろうか。
ここ2年は牡馬のワンツー決着だが、過去20年間で牡馬の9勝(2着14回)に対して、牝馬は11勝(2着6回)を挙げている。出走頭数を思えば、牝馬を軽く見るのは断じて禁物だ。
年齢的には他の重賞と同様、生きのいい4、5歳馬が多く連対を果たしているが、注目すべきは3歳馬の頑張りである。その3歳馬は過去20年間で4勝、2着3回。好走の要因は斤量面での恩恵もあると思われるが、素質の高さが古馬の地力を凌いでしまうことは、よくあることである。
それにしても、目移りして困るほどの好メンバーである。熟慮のうえ、最も狙ってみたいのは、ロードフォアエースだ。
6月27日に函館で行われた青函Sは8着。とはいっても、勝ち馬との差はコンマ4秒だった。2カ月半ぶりの実戦で、やや重め残りの状態にもかかわらず、しまいの脚は実に目立っていた。小回りの函館での競馬が初めてだったことを思うと、評価していいのではないだろうか。
550キロもの大型馬。デビューしてしばらくは、ひ弱な面もあり、体を持て余していたため、ダートを中心に使われていた。それでも徐々に頭角を現し、オープンクラスへ這い上がってきた。素質があればこそだが、小倉でも好走歴があるように器用さも持ち合わせており、だからこそ、夏の北海道に照準を合わせてきたのだろう。
「もともと力を要する馬場は得意。一度使われて馬体が締まり、いい感じにきている。中間の稽古内容もよく、状態面での問題はない。力もつけてきており、楽しみな一戦」
友道調教師はこう言って目を細めるほどだ。
父はロードカナロアで、母の父がこれまたスピード系のウォーフロント。そして祖母は、マルセルブサック賞や愛1000ギニーなどGⅠ4勝の女傑。ここはこの馬にとって絶好の条件である。道悪実績もあり、晴雨に関係なく大きく狙ってみたい。
一方の新潟2歳Sは、レッチュベルクに期待だ。
6月20日に東京で行われた芝1600メートルの新馬戦を勝ち上がったばかりだが、このあたりは他馬も同じようなもの。レース後も順調で、ここを目標にしっかりと乗り込まれている。
さらに曾祖母はコロネーションSやジャック・ル・マロワ賞などGⅠ3勝馬。血統的背景もよく、マイル戦は持ってこい。チャンスは十分あるとみた。
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