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記事全文を読む→【内幕スッパ抜き】中日ドラゴンズCS進出「天王山6連戦」で始まる監督人事「2大派閥」の蠢き
球団創立90周年の中日にとって、「真夏の天王山」がやってきた。現状は5位。とはいえ、3位・DeNAとのゲーム差は3.5差で、その背中が確実に見えている。6月には借金20となり、井上一樹監督の途中交代の可能性が浮上していたが、朝田憲祐球団本部長が「まだ諦めていません」と涙ながらに続投表明をする異例の光景があった。
シーズン前に優勝候補の声があったのは、戦力的にヒケをとらない布陣だったから。球宴明けは11勝10敗と勝ち越し、開幕からロケットスタートを決めていたヤクルト相手に敵地で3連勝し、8月25日から阪神、DeNAとの6連戦に挑む。
中日は2022年に満を持して就任した立浪和義前監督が指揮を執ったものの、3年連続最下位という成績で退任。バトンを受けた井上監督は昨年、4位まで順位を上げた。
しかし、チーム内は揺れている。8月20日の広島戦では1−1の9回裏、二死一塁から3ボールになった場面で、投手アブレウの要求に応じてベンチが申告敬遠を許すという、腰の引けた采配を見せる。その後にバッテリーエラーと暴投が重なって、サヨナラ負けだった。
球団フロントの推しで就任した嶋基宏ヘッドコーチはこの8月、都内で人身事故を起こして8月24日に書類送検された。
この天王山がクライマックス・シリーズ(CS)進出に向けたラストチャンスだが、井上監督は今オフに契約満了となる「2年契約」という声がもっぱら。舞台裏では中日のお家芸であるフロント間の確執が見え隠れしている。
立浪政権から「大島派」が主導して井上監督もその流れを…
親会社の中日新聞社は戦時中の新聞統合政策による「新愛知新聞」(大島派)と「名古屋新聞」(小山派)による対等合併がルーツだ。両社の「派閥色」を色濃く残す監督人事が今も続いており、闘将・星野仙一氏は「大島派」の推し。「小山派」の流れを汲む故・白井文吾オーナーは「新しい血を入れるべきだ」と落合博満氏を招聘するなど、典型的な会社組織内の「綱引き」による球団経営を、今も進めている。
立浪政権から大島派主導の監督人事が久々に実権を握り、井上監督もその流れを汲む。3年連続最下位の最中に「落合再登板」の声が上がらなかった理由は、
「落合さんは2大派閥に入らなかった。自分を呼んでくれた白井オーナーだけを信頼していた」(中日新聞関係者)
落合氏が監督就任時の8年間は全てAクラスだったが、勝ち続ければファンサービスは「不要」という方針で観客動員が激減したこともあって、2011年シーズン佳境の9月22日に「退任発表」という異例の動きだった。
天王山6連戦の初戦は阪神が相手。乱高下する成績が続きながら満員御礼が続く、本拠地バンテリンドームでの激突になる。成績次第で今回も親会社の派閥主導による「監督人事劇」の幕が上がる。
(小田龍司)
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