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Posted on 2026年10月27日 06:45

鈴木誠也「守備指標はメジャー5位にアップ」で出始めた「カブスに残留すべき」

2026年10月27日 06:45

 シカゴ・カブスの鈴木誠也が再評価されている。今季、チーム事情で再びライトの守備に就き、「どれだけ多くのアウトを取ったか」を表す守備指標OAA(Outs Above Average)で、メジャーリーグ全体5位にランクインしたのだ。
「鈴木はMLB全体の右翼手で5位となる『+5』を記録しました。一昨年は『-5』、昨年は『0』。飛躍的にOAAが良くなりました」(現地記者)

 鈴木は今季でカブスとの5年契約が満了した。この守備面での貢献度アップから「契約を延長すべきだ」と地元メディアが伝えているが、鈴木は別の意味でもカブスに残るべきであることが分かった。
「OAAの『+5』はMLB全体の平均値であって、『+5』以上であれば、平均よりも守備が巧いと判断されます」(前出・現地記者)
 つまりは「守備が巧い選手になった」というわけではない。昨季までの「守備がヘタ」から、評価を挽回しただけなのだ。

 こんなふうに書くと、鈴木を叩いているみたいに捉えられるかもしれないが、それは違う。カブスに詳しいアメリカ人記者によれば、鈴木は「右中間コンビ」を組む中堅手のPCAことピートクロウ=アームストロングとコミュニケーションをとり、お互いの守備範囲を確認していたそうだ。

コミュニケーション力はもっと評価されるべき

「PCAは走攻守三拍子が揃った好選手で、昨年はゴールドグラブ賞に選ばれています。右中間のフライであれば、俊足のPCAに任せる。ゴロ打球であれば、強肩の鈴木が主導権を持って打球を追うなどしていました」(前出・現地記者)
 鈴木の守備指標の上昇には、PCAとのコンビワークの良さが影響していたのだ。個人主義者が多いメジャーリーグにおいて、鈴木の指標に表れないコミュニケーション力は、もっと評価されるべきだろう。

 右中間コンビ継続のためにも、鈴木はカブスに残るべきである。
「今年の米フリーエージェント市場では、強打の外野手が少ないんです。鈴木の打撃力を他球団も評価しています」(前出・現地記者)

 昨季、DHに回された鈴木が再びライトの守備に就いたのは、正右翼手だったカイル・タッカーがドジャースに移籍してしまったためだ。鈴木は守備に就いて試合のリズムを掴むタイプである。カブスには好守の選手が多いので残留交渉の行方は分からないが、シカゴのファンは残留を望んでいるそうだ。

(飯山満/スポーツライター)

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