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記事全文を読む→【検証解説】ワークマン「リカバリーウェア」1000円上乗せして「最上位モデル」を買ったら何がどう違うのか
リカバリーウエアの欄に「シリーズ累計販売数1400万着突破!」の文字が躍る。今やすっかりおなじみになった、一般医療機器「メディヒール」の長袖シャツとロングパンツ、価格はそれぞれ税込み1900円。11月6日から8日まで開催される「WORKMANフェア」のチラシである。
その下段には「最上位モデルが登場!」の見出しとともに、シリーズ上位の「メディヒールコスモス」が大きく扱われている。こちらは各2900円、上下を揃えると5800円で、通常品の3800円との差は2000円になる。試すだけなら安い方で足りるのか、せっかく買うなら上位品か。リカバリーウエアの効き目は、店頭で袖を通しただけでは分からない。体にかかわる商品だけに、安さそのものが迷いの種になる。
その不安は、ワークマン自身が認めている。7月にコスモスを発表した際、同社はメディヒールシリーズ最大の悩みを「安すぎて本当に効果があるの?」という客の疑問だったと説明した。同時に客からは「より高機能なウェアがほしい」「着心地にこだわった商品がほしい」という声が寄せられていたという。
開発で最も留意したのは「高級感」で、見栄えと着心地の良さも重視したと明かしている。低価格を武器にしてきた会社が、上位品では見た目と肌触りにも手間をかけたのだ。
では各1000円の上乗せで、何が変わるのか。コスモスはNASA向けに開発された温度調節技術「Outlast(アウトラスト)」を採用した。生地に含ませたマイクロカプセルが熱を吸収・放出し、衣服内の温度変化を和らげる。独自の立体パターンと、縫い目を平らにするフラットシーマで、寝返り時の肌当たりにも配慮した。
血行促進による疲労回復効果は変わらない
素材も異なり、コスモスの本体は綿60%、ポリエステル40%。表面を綿100%としている。温度調節機能や寝心地への工夫が売りだ。アウトラストの温度変化を抑える効果も、気温差が大きい日ほど体感しやすい。
こうして選択肢を増やす背景には、販売をさらに広げたい同社の事情がある。7月の発表では、メディヒールの大量販売には新分野でのリカバリー需要の掘り起こしが必要だとし、製品ラインをスウェットやパジャマから作業服にまで広げる方針を示した。コスモスはその看板製品にあたる。通常品に加え、着心地にもこだわりたい客を取り込む狙いがうかがえる。
通常品とコスモスは、何を重視するかで選び方が変わる。血行促進による疲労回復効果は変わらないが、差が出るのは朝晩の寒暖差をどれだけ和らげたいかと、綿の肌当たりをどれだけ求めるかだ。普段着として試すだけなら1900円の通常品で十分だが、長く着るなら差額の1000円を払う価値は十分にある。
(ケン高田)
アサ芸チョイス
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