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記事全文を読む→テリー伊藤対談「森永卓郎」(3)始めた博物館は赤字続きです
テリー 5年後の東京オリンピックまで、東京は景気がいいって言われていますからね。反対に、株で手を出しちゃいけないのはどこですか。
森永 基本的に、一般的な市民が商売相手の会社は、これから弱くなっていくんじゃないでしょうか。
テリー あれ、意外だな。テレビCMだと、生活に根ざした商品の広告が多いから、一般市民向けの商品を作る会社のほうが強いと思っていました。
森永 例えば食品関係もそうですが、身近な商品は、はやりすたりに左右されやすいんですよ。
テリー なるほど。
森永 それに今は、庶民の購買力が痩せていますから。その一方で、金持ちはトコトンすごいことになっているわけです。例えば年収5億とか10億、20億とかの人たちが存在する。
テリー 年収10億の人なんかいるんですか。
森永 都心には掃いて捨てるほどいますよ。しかもその人たちは働いていない。
テリー えっ。働かないで10億稼ぐんですか?
森永 普通に働いたら10億なんか稼げるはずないじゃないですか。
テリー そういう人は、どんな方法でお金を稼いでいるんですか。
森永 基本的には金融と不動産、もっと利幅が大きいのはハゲタカ(瀕死の企業を安値で買いあさり、再生させたうえで株を高値で売り、利益を得る)ですよね。
テリー そんな稼ぎ方ができる時代に、「アサ芸」読者はどう生きていけばいいんですか。
森永 でもね、実はその人たちは幸せでもないと思うんですよ。いつもお金を失うことを恐れていて、24時間走り回っているような暮らしをし続けているんですから。
テリー 大金があるからといって、幸福とは限らないということですね。
森永 そうなんです。
テリー 話は少し変わりますけど、森永さんは、ミニカーコレクションが有名ですよね。ついに博物館も作っちゃったんですって?
森永 はい。「B宝館」と言いまして。去年の10月に埼玉県の所沢に作ったんですけど、今、年間1000万近い赤字が出ちゃって。
テリー どうして赤字になっちゃうの? お客さんはどのくらい来るんですか?
森永 月に100人ぐらい。赤字の主な原因は、ビルの固定資産税と人件費です。土曜日しかオープンしてないんですけど、あとの月~金は、僕が買ったりもらったりして日々増えていくコレクションを並べているんです。アイテムの所有数は、今では東京国立博物館より多いんですよ。
テリー コレクションレベルが、あまりにも高すぎます(笑)。
森永 ミニカーは3万台ぐらいあって、グリコのおまけも1万種類ぐらいあるんです。先週はコカ・コーラ社の方が訪れたんですけど、コカ・コーラの缶やノベルティは「本社よりたくさんある」っておっしゃってました。
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