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「現実味がない」「感情移入できない」ケーキのように甘くはない「まれ」の苦境

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「あまちゃん」以来、4作連続で平均視聴率20%超えの高視聴率をマークしてきたNHKの朝ドラが伸び悩んでいる。

 4月スタートの「まれ」は、第1週、第2週こそ20%超えの好スタートだったが、その後視聴率は緩やかな下降線を描き、第9週は週平均18.3%とワースト記録を更新。第10週は若干取り戻したものの、20%割れは継続中だ。テレビウォッチャーはこう分析する。

「『あまちゃん』から『マッサン』までは、それぞれツッコミどころはあっても、それなりに納得できる面白さがありました。しかし『まれ』は、例えば失業して誰一人知り合いのいない能登に移り、民宿に無理やり住み込むとか、現実味がなく感情移入しにくいんです」

 確かに舞台が横浜に移ってからも、内定していた店のケーキを食べてピンとこないと就職を断り、こだわりのシェフを捜して片っ端から店を食べ歩き、やっと見つけた幻のシェフの店に潜り込んだのに独学の技と根拠のない自信で新メニューを提案し‥‥と、いささかやりたい放題。民放局関係者もこう見ている。

「ドラマのテーマ“夢を追いかける”を、伝統的な輪島塗の修業をする友達と、真摯にケーキの修業に励む主人公とを対比させて見せていくのかと思えば、ちょっとドタバタですね。高い技術を築き上げた職人や、技術の習得への真摯な姿勢へのリスペクトなんかを、もう少し盛り込めそうな話だと思うのですが」

 18%台も決して悪い数字ではないのだが、近年上がり続けたハードルを越えるのはなかなか難しそうだ。

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