芸能

「安っいVシネ」と酷評された「ワイルド・ヒーローズ」が唯一得たものとは?

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「EXILE」のTAKAHIROが主演を務めたドラマ「ワイルド・ヒーローズ」(日本テレビ系)の最終回が21日放送され、平均視聴率8.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で終幕したことがわかった。

 本作は、同局が日曜午後10時半に新設したドラマ枠の第1弾。昨年同局で放送されたドラマ「戦力外捜査官」に続いて2作目となったTAKAHIROが主演を務めたほか、「三代目J Soul Brothers」から岩田剛典が、また「EXILE」から黒木啓司、佐藤大樹、「劇団EXILE」の青柳翔、野替愁平、八木将康らが出演。まさに「EXILE TRIBE」が総出で挑んだ渾身の作品という触れ込みでスタートしたのだった。

 しかし、視聴率が初回(9.7%)から2話(10.2%)にかけては上昇したものの、後半に差し掛かった5話以降は7~8%台を推移。まさに“戦力外”と言われかねない結果が続いてしまったのだ。

 その原因にあげられているのが、脚本や設定の古臭さと、役者の未熟さだ。放送当初から“ファンさえ観ているのがツライ”と言われていた演技力は、ネット上でも「安っいVシネみたい」と揶揄されるほどで、今後も俳優としての活動範囲を広げていく彼らにとっては、大きな課題を残したと言わざるをえない。

 とはいえ、出演メンバーのルックスの良さからか、曲さえ知らない新規EXILEファン(通称・顔ファン)の獲得には成功したとも言われており、まさに「EXILEによるEXILEのためのドラマ」と、指摘されていた通りの結果には、なったのかもしれない。

(佐藤マコト)

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