芸能

え、マジ!?トリンドル玲奈のハリウッド進出って大丈夫なのか?

20151009triendl

 トリンドル玲奈がハリウッド進出に意欲を示した。これは10月8日に行われた、主演映画「リアル鬼ごっこ」の記者会見で飛び出したもの。会見では園子温監督が、米ロサンゼルスで同作品の観客が「トリンドル、すげえ!」と騒いでいたと紹介し、「ハリウッドに行けると思います」と絶賛。これを受けてトリンドルは「じゃあ行きます!頑張りたいです」と応えたのである。

 今回の会見は、同作品がモントリオール・ファンタジア国際映画祭にて主要3部門を受賞したことの記念会見として開かれたもの。なかでもトリンドルは女優賞に輝いている。これは彼女の演技が国際的にも認められということだろうか。映画ライターが解説する。

「このファンタジア国際映画祭はアジア映画祭として始まったもので、今でも出品作の半数はアジアの作品。ここ10年で日本映画が作品賞を5回受賞するなど選考も偏っており、北米の権威ある賞とは言い難いのが正直なところです。ちなみに昨年の女優賞は大島美幸でしたから、女優賞のありがたみも推して知るべしでしょう」

 賞の権威はともかく、主演作品がアメリカで上映されているのは事実。しかもトリンドルは日独英の3カ国語を操る才媛で、日本での演技経験も十分と、ハリウッドで活躍する条件はそろっているように思われる。前出の映画ライターが続ける。

「最大の障壁である英語の問題がないので、可能性はゼロではありません。とはいえ、本格的にハリウッドに進出したいなら、活動の拠点をアメリカに移す必要があります。石田純一の娘として知られるすみれも、ハリウッド映画出演を機に米国に移り住んでいますし」

 そのすみれは今年3月で、日本国内での仕事を切り上げている。すみれは名門カーネギーメロン大学で学び(現在は休学中)、2011年の来日以前にも何本かアメリカのテレビ番組に出演していた。なにしろ来日前は日本語が不自由だったというほどで、彼女にとってはハリウッド進出というより、むしろホームに戻った感覚だろう。

「トリンドルもアメリカに住んでいた時期がありますが、ショービズ業界での実績はないので、イチからオーディションを受ける必要があるはず。日本での知名度と実績のある彼女が、現在のポジションを捨ててまでハリウッドに挑戦するかどうかは疑問ですね」

 これまでにも、映画1本に出ただけで「ハリウッド進出!」をうたった芸能人は少なくないが。アメリカのショービズ界でも認められる存在になったのは渡辺謙などごく一部に過ぎない。もしトリンドルがそうなれば誇らしいことだが、本人にそこまでの覚悟があるのか。少しは期待してみたいが。

(金田麻有)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
これはアキレ返る!「水ダウ」手抜き企画は放送事故級の目に余るヒドさだった
2
JR東日本に続いて西と四国も!「列車内映像」使用NG拡大で「バスVS鉄道旅」番組はもう作れなくなる
3
【ボクシング】井上尚弥「3階級4団体統一は可能なのか」に畑山隆則の見解は「ヤバイんじゃないか」
4
舟木一夫「2年待ってくれと息子と約束した」/テリー伊藤対談(3)
5
リストラされる過去の遺物「芸能レポーター」井上公造が「じゅん散歩」に映り込んだのは本当に偶然なのか