芸能
Posted on 2016年04月22日 05:57

名作妖艶シネマ「このセリフが悩ましかった!」(7)「あの美女たちの名言」発掘調査-その2-

2016年04月22日 05:57

20160421x

 NHK朝ドラ「花子とアン」のヒロインも経験した吉高由里子(27)だが、みずから出演を直訴した「蛇にピアス」(08年、ギャガ)は、21世紀の女優としては奇跡と呼ぶに等しい。吉高の一糸まとわぬ姿や刺青、舌に入れたピアスも話題になったが、ベッドシーンのセリフも超ハード。果てた男に対し、いら立ちを隠せずに言う。

「お腹に出せないんだったらゴム使って!」

 女優としての大きな分岐点となった。

 今や主演女優賞の常連である原田美枝子(57)は、若き日は特大バストが売り物だった。とりわけ、水谷豊と共演した「青春の殺人者」(76年、ATG)は、その魅力を味わうのに最高の1作。

 水谷とのセックスを終えると、胸を誇示するように立ち上がり、言った。

「私のこと、よく見てもらいたいの」

 バストだけでなく裸尻も含め、カメラはあらゆる角度から原田を映し出す。映画館にどよめきが起こったことは間違いないだろう。

 無名時代のお宝ヌード映像として名高いのは、高島礼子(51)の「さまよえる脳髄」(93年、ヒーロー)だろう。本来は秋吉久美子が主演のはずが、あまりの描写に恐れをなして降板。高島の初主演作となった。

 高島が扮したのは精神分析医。刑事役の神田正輝とビルの一室でセックスに励む場面は、ビルの外からカメラを向けている。

 バックで犯されながら、高島の形のいいバストがガラス窓に押しつぶされる。さらにガラスを背にして、立位の形でファック。そして高島は、羞恥プレイを楽しむかのように漏らす。

「誰かに見られているかもしれない、興奮するわ」

 その後も2人の倒錯的なカラミは何度も登場する。

 青春映画の佳作である「サード」(78年、ATG)は、森下愛子(58)の宝石のようなヌードが拝めると根強い人気を持つ。森下は「新聞部」があだ名で、同じ高校の「サード」(永島敏行)とともに、図書室の一角にいる。お互い、下半身だけを脱ぎ、森下は永島の股間を見てつぶやく。

「ふーん、こんなになってるの? 触っていい」

 別の場面では新聞部の部室で、対面座位の形で永島と初体験。

「よくこういうのあるじゃない」

 腰を揺らしながら、アンニュイにつぶやくのが逆にエロティックである。

 最後は、隠れ巨乳として知られる夏帆(24)。公開されたばかりの「ピンクとグレー」(16年、アスミック・エース)では、これまでのイメージを打ち破る大胆な場面が続く。

「探したし、飲みたいし、イキたいし‥‥」

 会員制秘密クラブのレストルームで、見知らぬ男を挑発的に誘惑し、壁に体を押しつけ、男の唇に舌をねじ込んでゆく。

 さらに、中島裕翔との激しいベッドシーンでは、フィニッシュのあとに悠然とつぶやく。

「思いっきりぶつけられるの私、嫌いじゃない」

 ピストンの荒々しさを指しているのだろうか──。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク